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プリモシュ・ログリッチと2023ジロ・デ・イタリア第8ステージ

50km独走!?レムコが遅れる!2023ジロ第8ステージの感想、結果とハイライト動画

50キロ独走とログリッチの攻撃!2023ジロ・デ・イタリア第8ステージのハイライト動画と結果

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雨がふるかもしれない予報もあったが、無事にそれは回避された第8ステージ。最大斜度19%の登りを2度登るコースだ。しかも2回目はゴールの前の最後の勝負どころとして登場する。

そんな激坂を含むこの日、プロ2年目の新星で、これまで今年のレースでも要注目だった選手がなんと50km手前から独走するという大胆な作戦を決行。

またその最後の登りでついに、今大会最初の本格的な総合争いが勃発した。その口火をきったのはプリモシュ・ログリッチ(Primož Roglič)!

第8ステージのコース

いつもどおり下の記事で紹介してあるので見ておいてほしい。

感想とハイライト動画

フィリッポ・ガンナがコロナでリタイア

残り50kmでアイルランド期待の星がアタック!

🐷の個人的意見として、ベン・ヒーリー(Ben Healy)は、🐷が好きだったアイルランドの元プロ選手のダンマーことダン・マーティンの後継者だ。推し子の一人。

そんなベン・ヒーリーは厳しい最後の登り、本日2回目のカップチーニの激坂を力強く走り続け、一向にペースが落ちない!追走集団を全く寄せ付けない走り。すごすぎる。

ログリッチの攻撃でレムコがああああ!

この最後の登りで、

🐷「クイックステップのアシストが全員いなくなったな~」

と思った瞬間に、ログリッチが攻撃!明日はTTだが、その前日にタイムを取り戻しにきた!

マリア・ローザのアンドレアス・レックネスン(Andreas Leknessund)がそのログリッチをマーク。一方でレムコはマイペース走法で追いかけるも、少しずつログリッチが離れていく。これまでの落車の影響で100%のコンディションではないのか?

今日のスタート前の段階でログリッチとレックネスンの差は1分12秒、レムコとの差は28秒、そしてログリッチとレムコの差は44秒。レックスネスンとレムコの遅れ方次第ではログリッチがマリア・ローザ??

ログリッチはレックネスンとレムコを突き放すが、後方からイネオスのゲイガン・ハートとゲラント・トーマスが追いついてくる。追走のレムコたちはレムコが前を引かざるをえないが、ログリッチら3人は協調してローテーションできるだけの動機がある。3人ともちょっとでもレムコたちからタイムを奪いたいからだ。

50km独走完遂!

そんなメイン集団の動きを知る必要もなく、ベン・ヒーリーは快走を続け、

50km独走勝利キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

ベン・ヒーリーは今年3月のGP Industria & Artigianatoに続いて2勝目。そしてもちろんグランツール初勝利。それが50km独走とはすごすぎる。アイルランド歓喜!

そして気になるログリッチたちだが、マリア・ローザのレックネスンはログリッチから34秒遅れだがマリア・ローザを死守することに成功!やったぜ。

またレムコはログリッチから14秒遅れとなった。とはいえ、レムコはTTも最強レベルで、まだまだ第8ステージでしかない。ログリッチに比べるとさすがにグランツールの経験は少ないが、それでも昨年のブエルタの覇者でもあり、グランツールの走り方はよくわかっているだろう。まだまだ勝負はこれからという感じ。

レース全体のハイライト動画

結果

ステージトップ10

1Ben Healy EF Education-EasyPost1位との差
2Derek Gee Israel – Premier Tech1:49
3Filippo Zana Team Jayco AlUla,,
4Warren Barguil Team Arkéa Samsic,,
5Carlos Verona Movistar Team2:12
6Mattia Bais EOLO-Kometa2:37
7Toms Skujiņš Trek – Segafredo3:51
8Alessandro Tonelli Green Project-Bardiani CSF-Faizanè3:56
9Oscar Riesebeek Alpecin-Deceuninck4:00
10Tao geoghegan Hart INEOS Grenadiers4:34

総合トップ10

1Andreas Leknessund Team DSM1位との差
2Remco Evenepoel Soudal – Quick Step0:08
3Primož Roglič Jumbo-Visma0:38
4João Almeida UAE Team Emirates0:40
5Geraint Thomas INEOS Grenadiers0:52
6Tao geoghegan Hart INEOS Grenadiers0:56
7Aurélien Paret-peintre AG2R Citroën Team0:58
8Aleksandr Vlasov BORA – hansgrohe1:26
9Damiano Caruso Bahrain – Victorious1:39
10Lennard Kämna BORA – hansgrohe1:54

各賞ジャージ

マリア・ローザ(総合)アンドレアス・レックネスン(Andreas Leknessund)
マリア・チクラミーノ(ポイント賞)ジョナサン・ミラン(Jonathan Milan)
マリア・アッズーラ(山岳賞)ダヴィデ・バイス(Davide Bais)
マリア・ビアンカ(ヤングライダー賞)アンドレアス・レックネスン(Andreas Leknessund)
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piginwired
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2 Comments

  1. 連日逃げ切りばかりですが、今回は見どころが多かったですね。
    ヒーリーはシーズン当初から飛ばしてて、ブラバンツペイルやアムステルゴールドレースで惜しくも2位まで迫ってたのでついにやったかという感じですね。
    エヴェネプールはログリッチ+イネオス連合軍にまんまとやられてしまいましたけど、(激坂)登坂力はそこまで強くなく、TTでタイムを稼いでおいて登りで多少遅れてもマイペースで走って大きく遅れければいいやという、かつてのデュムランタイプみたいなので、そこまで気にしてないんじゃないですかね。
    個人的にはケムナが先走って自滅していたのが気になりましたが…

    • ログリッチの前にBora-hansgroheが攻撃しかけたときは「おお!」と思ったブヒね。その後続かなかったけど・・・
      ビッグレースで勝てそうでなかなか勝てなかったヒーリーはついにやってくれたブヒね。
      これからもどんどん逃げ切り狙ってレースをおもしろくしてくれそうだけど、これからはマークされることが増えそう?

      そしてエヴェネプールは本日まさかのリタイア・・・

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