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先日、今年のツール・ド・フランスで期待されたような結果が出せないまま第13ステージをDNFとなり、大会から去ったカレブ・ユアンについて、所属チームであるロット・デスティニー側が「彼には失望した」と語ったことを記事にした。それが下の記事だ。
→過去記事:ロット・デスティニー「カレブ・ユアンには失望した」。2023ツール・ド・フランスでの結果と行動について
同時にチーム側は「カレブ・ユアンは今シーズン途中で移籍することもできる」とも述べていて、出ていってもらっても結構とも取れるようなことを話していた。
これらの発言から我々世間の人間はチームと彼との間に溝ができていると考えたりするわけだが、今回カレブ・ユアンの代理人は海外メディアの取材に対して「シーズン途中の移籍はない」と明言した。
情報源:No mid-season transfer for Caleb Ewan despite green light to leave Lotto-Dstny
そもそもカレブ・ユアンとロット・デスティニーとの契約は2024年いっぱいまで残っている。そしてユアンの代理人曰く、「まだほとんどのチームが2024年のための補強を本格的にスタートさせているとは言えないし、まして、今シーズン途中の移籍の話をしようというチームはもっと少ないだろう」。
ようするに他チームにもそれぞれ事情があるので、たとえユアンを欲していたとしても、ただそれだけで何も考えずに突然オファーを出せるような状態ではないということだ。
今回のこの代理人の発言によって、少なくとも今シーズンいっぱいはロット・デスティニーで走ることが99%確定したと言えるが、来年の2024シーズンについてはまだ不透明だ。ロットとの契約を途中で解除して移籍かもしれないし、2024年いっぱいまでロットで走るかもしれない。そこはまだわからない。
ただ、チームは上述のようにまるで「出ていってもらっても結構」とも解釈できるような発言をした背景には、たとえツールで勝てるエースでも、チームの考えに合わないならいらないというのが鉄の掟なのだろう。まぁそれはどこの会社でも同じ。