来年からピーター・サガンはSpecialized Factory Racingへ
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今年の欲張り世界選手権では、今年限りでロードレースを引退して来年からMTBレーサーとなるピーター・サガン(Peter Sagan)も、マチュー・ファン・デル・プール(Mathieu van der Poel)とおなじくロードレースとMTB XCOに出場していた。
結果はサガンが63位、マチューは簡単なコーナーで落車してDNFという残念なものとなった。そんな中優勝したのはやはり彼らと同じマルチタレントのトム・ピドコック(Tom Pidcock)。もちろん東京五輪MTB金メダルに続いての快挙だ。
さてピーター・サガンだが、来年からは彼をスポンサーしているバイクブランドのスペシャライズドのMTBチーム、Specialized Factory Racingに所属してまずは来年のパリ五輪を目指すようだ。
情報源:Peter Sagan prepares to join Specialized MTB team after storied road career
この世界選手権MTB XCOレースでは、MTBのUCIポイントが両者ともにほとんどないにも関わらず、シーズン通してMTBレースに参戦しポイントを稼いできた選手たちをさしおいて前から5列目のスタート位置に並ばせるという介入をUCIが行った。もちろんできるだけ前方のスタートのほうが圧倒的有利だ。
これについてはMTBの選手たちが大きく反発。選手らの連名でUCIの不公平な判断を批判する声明文を出している。UCIはMTB人気の話題づくりが目的だったか?
そして当日はUCIの通りにサガンもマチューも5列目からスタート。だが結果は上述の通りだった。UCIの思惑どおりにはいかなかった。まぁトム・ピドコックが優勝したことで、UCIのマルチタレントを活躍させたいというそんな思惑がある意味で一部実現したことになるか?
サガンはこのレース後に、UCIのその介入は役に立ったかという点について「自分には意味がなかった。そもそも63位というこんなひどい結果やったしね」と語る。続けてサガンは来年は、スペシャライズドのMTBチームであるSpecialized Factory Racingで走ることを明らかにした。目指すはパリ五輪出場だ。
しかしパリ五輪に出場するためには国別ランキングで19位以内に入っている必要があるが、母国スロバキアは37位。そこでまずはMTBレースでしっかりとポイントを稼いでランキングをあげていかないといけない。
世界王者に輝いたピドコックは今後もMTBレースのワールドカップに参戦し続けポイントを順調に稼ぐ予定だ。一方でサガンはトタルエネルジーズとの契約が残っているため、今シーズンいっぱいまではロードレースに出場し続けなければならない。つまり、その分MTBポイントは稼げない。サガンにとってはパリ五輪出場はMTBでもなかなか厳しい状況となりそうだ。
もう潔く引退した方がよくねぇ?
個人的には、パリ五輪で引退するんとちゃうかなと予想。
その後はスペシャのアンバサダー兼MTB系ユーチューバー?