セップ・クス「ライバルをテストしてみた」
昨日の終盤になぜセップ・クスは一人飛び出したのか?
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昨夜の2023ブエルタ・ア・エスパーニャは山頂フィニッシュの舞台となった1級山岳アリンサル山において、その終盤にフアン・アユソー(Juan Ayuso)→ヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard)→セップ・クス(Sepp Kuss)→マルク・ソレル(Marc Soler)→レムコ・エヴェネプール(Remco Evenepoel)といった面々が連続的に動く激熱の展開だった。
その動きの中で特に視聴者を驚かせたのは、おそらくセップ・クスの飛び出しだと思う。山岳アシストに徹するはずのクスがなぜ一人先頭集団から飛び出したのかは疑問だった。
だがクスはレース後に「ライバルたちの反応を見るべくテストした」という内容のことを述べて、ライバルチームのエースらの脚の残り具合をテストしようという目論見だったと明らかにした。
情報源:“WE KNEW THAT REMCO WOULD BE STRONG” – JUMBO-VISMA TEST REMCO EVENEPOEL BUT LOSE FIRST BATTLE
クス自身も調子がとても良いらしく、だからこそちょっとライバルの力を試してみるかと考えたようだ。ただこれがチームの指示だったのか、彼の独断(事前ミーティングで相談済み?)だったのかは不明。
なお彼はこのアリンサル山のエリアでトレーニングをすることが多く、よく知った場所のようだ。それゆえそこでレースが行われ、多くの観客が彼らを応援したことに感動していると話す。