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昨年10月に自転車海外通販の有名ショップWiggle CRCは、その経営破綻と破産手続(日本でいう民事再生)開始が伝えられ、日本のユーザーにも大きな動揺をもたした。
だがWiggle CRCというブランド価値とそのビジネス価値は依然大きく、いくつかの企業が買収候補として挙げられていた。そんな中、少し前にイギリスのスポーツ小売業グループのフレイザーズ・グループ(Frasers Group)が最終候補なのではないかと言われていた。そのときの記事がこちら。
過去記事:Wiggle買収が大詰め。Evans Cycleのフレイザーズ・グループが買収か。Wiggleでは大規模な雇い止めも。
そしてついにイギリスの世界最古の日刊新聞タイムズ(The Times)が、フレイザーズ・グループのWiggle買収を伝えた。
The Times:Mike Ashley’s Frasers cycles off with Wiggle bikes
この報道によると、フレイザーズ・グループはWiggle CRCとの間で買収の合意に至ったとのこと。買収額は1000万ポンド(約19億円)以下とのこと。
Wiggle CRCは昨年の破産手続スタートとともに英国以外の国への販売をやめ、英国内だけを対象にした商売に切り替わっているが、同グループは自転車関係の海外通販サイトで有名なEvans Cycleも保有しているわけで、この両ビジネスをどのように調整し相乗効果を生み出すのか気になる。
Wiggle CRCは今年2月の財務状況報告では、
とのこと。(参考:Frasers Group reportedly set to scoop up remnants of WiggleCRC for less than £10 million)
なおWiggle CRCとSigna Sportsの親会社であるSigna Holdingは、総額で約90億ユーロ(約1兆4700億円)近くもの債務を抱えていたようだ。(参考:Signa Holding faces claims of $9 bln – insolvency manager)