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ヤスペル・ストゥイヴェンのSoudalーQuickStepへの移籍が正式に発表
Lidl-Trekで走ってきたクラシックスペシャリストのヤスペル・ストゥイヴェンがSoudalーQuickStepへ移籍することが正式に発表された。次の投稿を見て欲しい。
There’s a new wolf in town and he can’t wait to take on the cobbled Classics in the next three years with the Soudal Quick-Step jersey on his shoulders 🤩
— Soudal Quick-Step Pro Cycling Team (@soudalquickstep) August 1, 2025
Power, experience and grit 🔥
Welcome, @Jasperstuyven 🇧🇪
Read more about it: https://t.co/YWCzB2V8OE
🎥 @wasscycling pic.twitter.com/QFm7to8C0k
今回は3年契約で2028年まで。
ヤスペル・ストゥイヴェンは33歳のベルギー人で言うまでもなくクラシックスペシャリスト。2014年のプロデビュー以来ずっとLidl-Trekで走ってきた。そのデビュー当時はチーム名がTrek Factory Racingだったが、そのときのチームメイトは別府史之、ファビアン・カンチェラーラ、シュレック兄弟、ダニー・ファン・ポッペル、ボブ・ユンゲルスたちがいた。
今ではクラシックエースに育ったマッズ・ピーダスンや、エーススプリンターのジョナタン・ミランの発射台を務めるなどをしているが、ストゥイヴェン自身も2021年にモニュメントのミラノ~サンレモを制したり、2020年にオンループ・ヘット・ニュースブラッドを制したりするなどの実績を持つ。
さて過日の記事「レムコがRed Bullと移籍合意の報道。Red Bullは約3億4600万円を負担?」で伝えたように本当にレムコがSoudalーQuickStepを離れるならば、これまで彼を中心にグランツールで総合優勝できるチーム作りをしてきたことが無駄になる。かつてクラシック最強チームだったがそれを捨てグランツール志向に大変身したと言っていい。
だがレムコがいなくなればSoudalーQuickStepにはもはやグランツール総合表彰台を狙える選手はいない。かろうじてミケル・ランダぐらいか。
そこでSoudalーQuickStepは再びクラシックに力を入れようとしているのではないか。先日の記事「アンドレア・ヴェンドラーメはJayco-AlUlaへ移籍など移籍・契約更新情報」でも伝えたように、ベテランのイヴ・ランパールトをはじめ22歳前後の若い選手らとも契約を延長してきているが、それら若い選手もクラシックに強い特徴を持つ選手たちだ。
そして今回のヤスペル・ストゥイヴェン獲得もそうしたクラシックチームとして再興するという方針の現れではないか。