Enter your email address below and subscribe to our newsletter

2019ツールでのバイク機材・技術のトレンドは?

Share your love



今年のツールもいよいよ終わりが見えてきた。ツールを総括するにはちょっと早いけど、今回は今年のツール・ド・フランスにおいて、機材面でどんなトレンドが見られたのかを簡単にまとめておくブヒ。




情報源1:Top tech trends at the Tour de France: how pro bikes are evolving

情報源2:Tour de France tech super gallery: the bikes, trends and kit behind the scenes

ディスクブレーキ



まずはプロトンで当たり前にみられるようになったディスクブレーキ。最近は乗ってるのが日常的になったせいで目新しさや注目度も下がりつつある。

しかし、今年のツールは、ディスクブレーキバイクが総合優勝を飾る最初の年になるかもしれない。つまり歴史的なツールになる可能性がある。それはもちろん、Julian Alaphilippeがそれに乗っているから。

昨日Julian Alaphilippeは、登りでちょっとだけつけられた差を、最後の下りを利用し落ち着いてつめた。それはSpecializedのバイクがもつ優れたメリットを冷静に生かした結果かもね。

チューブラーよりも優れたグリップ力と転がり抵抗をもつ最新&最速のチューブレスタイヤに、プロトン最速のフレーム。そしてディスクブレーキによる安定したブレーキング性能。こういった機材面でのメリットがあるがゆえの下りの速さだったかもね。

まぁそもそもシクロクロス出身のJulian Alaphilippeは下りもコーナーも上手いに決まってるんやろうけど。



ワイヤーを完全に内装したステム一体型ハンドル



去年あたり?から急速に進んだトレンドがこれ、ステム一体型のカーボンハンドル。そのメリットは剛性の向上、エアロ性能、なにかの拍子にハンドルがステムから外れるのを回避できること。デメリットは、調整の柔軟性がやや低いことか。でも、最近は調整のしやすさもしっかりと考慮したシステムを採用してたりする。

そしてその一体型ハンドルのおかげか、ブレーキや変速のための一切のワイヤーを完全にハンドル内(フレーム内)に収納し、少なくともハンドル周りにワイヤーの「ワ」の字も見えないような、完全にクリーンな見た目を実現してるバイクが増えている。

Dimension DataのBMC Teammachine、SunwebのCervelo S5 Disc、そしてTotal Direct EnergieのWilier Zero SLRなどがそれ。

https://bikenewsmag.com/2019/07/19/most-clean-cockpit-bike-in-the-peleton-at-tourdefrance2019/


ショートサドル



サドルの縦の長さが短いのがショートサドル。そしてショートサドルといえば、一躍その知名度がUPしたことがあった。そう、去年のGiro d’ItaliaにおけるChris Froomeによる80㎞にも及ぶ歴史的独走逃げ切りとなったあの日や。

その日の前に、チームSky陣営はChris Froomeのサドルをそれまで使用していてたFi’zi:kのフツーのサドルから、gebioMizedのショートサドルに変更。それがバッチリ決まっての勝利となった。

https://bikenewsmag.com/2018/05/29/froome-changed-saddle-at-girodeitalia2018/

今年のツールでは、そんなショートサドルを使うチームや選手が増えているとのこと。

あと、画像見た感じではサドルに溝がついて中央がへこんでいたり、穴が開いてるのも人気のように見える。長丁場の3週間やから快適性を重視ということやろかね。



チューブレスタイヤ



たしかに現状ではまだまだプロトンではチューブラーが主流。大多数がチューブラー。しかし、Deceuninck-QuickStepなど少数のチームではあるものの、チューブレスの使用が少しずつ拡大しているもよう。来年になればさらに増えてるかもね。技術も進歩していくからね。



非エアロバイクのエアロ化



いうまでもなくエアロ性能重視のエアロフレームが最近のトレンド。この流れは何も、エアロ性能を最適化したエアロフレームそのものの開発だけでなく、これまでの保守的・伝統的なノーマルバイクのフレームにちょっとだけエアロデザインを施したフレームも登場。そのメリットは軽さ。純粋なエアロフレームはどうしてもちょっと重くなりがちやしね。

特に山岳ステージに特化したクライミングバイクは軽さが重視されるわけで(UCI規定があるから実質的に無意味だとしても)、エアロフレームはなかなか選ばれない。しかしそういった世界的なトレンドもあるから、商売のためにはトレンドも押さえないといけない。

そこで、そういった軽量フレームにもエアロデザインを施したフレームが各社から新登場ということ。もちろん、そんなフレームは結局は中途半端な存在でしかないわけやけど。

ロゴを消した製品の減少?



10年ほど前までと異なり、今日のロードレースでは「ロゴを消した」製品の使用が減っていると言われてる。

昔は、スポンサーの製品が気に入らず、非スポンサー会社の製品を使いたいとき、そのロゴを消して使うことも多かった。しかし、最近はそういうことが少なくなっているとかなんとか。

ただしやはりサドルだけは話が別で、今でもサドルは各選手がお気に入り逸品を使うため、ロゴを消して使っているのが多いもよう。特に、「あれ?これロゴはないけどFi’zi:kのアレやん?」というのが多いらしい。

またタイムトライアルステージにおいては、Trek-Segafredoなど2、3のチームがZipp sub-9ディスクホイールをロゴを消して使用していたとのこと。これは、それぞれのチームが使う各ディスクブレーキバイクに適応する都合のいいホイールがなかなか無いという理由による。

工具類



メカニックが使う工具ブランドとしては、Park ToolsやBeta Toolが人気とのこと。

また掃除アイテムとしては、Morgan Blue社やMuc-Off社の製品がよく使われている。その2社の営業マンが有能なのか、あるいは資金力の差か。単に使い勝手がいいのか。

ちなみに、Muc-Off社の製品はワシも愛用してて、一番気に入ってるのがシャモアクリーム。

https://bikenewsmag.com/2016/10/20/muc-offluxury-rapha/



このクリームほんと好き。量が多い、塗りやすい、Wiggleで買うならAssosのやつよりも安く、性能もばっちりOK!Amazon:Assos アソス シャーミークリーム(スレ防止シャモアクリーム)

ちなみに、AmazonでもそのMuc-Offのクリーム売ってるけど、なぜか今めっちゃ高い。6000円近くする。アホか。

Amazon:Muc-Off Chamois Cream 250ml – NEW by Muc Off

というわけで、Wiggleで買うのがおすすめ。

Wiggle:Muc-Off 「Luxury シャモアクリーム(250ml)」

Share your love
piginwired
piginwired
Articles: 7051

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.

Stay informed and not overwhelmed, subscribe now!