2024パリ~ルーベでマチュー・ファン・デル・プールに帽子を投げつける観客

今日から3日間はマチュー・ファン・デル・プールに注目せよ。マチューがポイント賞争いの鍵を握る理由とは?

今日からはマチュー・ファン・デル・プールに注目すべき理由とは?なぜマチューがポイント賞争いの鍵を握るのか?

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2026ツール・ド・フランスは今日から3日間は全て山岳ステージとなる。つまり今大会の最終決戦が今日から始まる。

だが総合争いという点ではトラブルが発生しなければ99%タデイ・ポガチャルで間違いない。一方で大会終盤で激しさを増しているのがポイント賞、山岳賞、新人賞だ。

第17ステージ後の山岳賞と新人賞ランキング

山岳賞

第17ステージを終えて山岳賞は次のようになっている。

順位選手名チーム名ポイント
1Tadej PogačarUAE Team Emirates – XRG70
2Valentin Paret-PeintreSoudal Quick-Step46
3Richard CarapazEF Education – EasyPost40
4Remco EvenepoelRed Bull – BORA – hansgrohe36
5Paul SeixasDecathlon CMA CGM Team34

タデイ・ポガチャルが1位で2位が弟パントル(ヴァランタン・パレパントル)、3位がリチャル・カラパス。

ポガチャルが首位にたっているが、ポイント差は圧倒的というわけではないため、こちらはまだどうなるかわからない。

新人賞

次に新人賞だが、こうなっている。

順位選手名チーム名タイム差
1Isaac del ToroUAE Team Emirates – XRG
2Paul SeixasDecathlon CMA CGM Team0:20
3Juan AyusoLidl – Trek2:31
4Lenny MartinezBahrain – Victorious5:59
5Davide PiganzoliTeam Visma | Lease a Bike20:37

こちらはデル・トロとセクサスの一騎打ちという様相に。20秒差がついているが、なにせ3連続山岳ステージであるため、こちらもまだまだどうなるかわからない。ちょっとした不調や判断ミスがあれば20秒差はあってないものとなる。

またデル・トロはポガチャルのアシストという仕事もあるため、その分セクサスよりは状況的に不利と言えるかもしれない。しかしこれまでのようにポガチャルが逆にデル・トロのアシストなってくれるという可能性もある?

マチュー・ファン・デル・プールの逃げが鍵を握るポイント賞争い

今日から3日間連続山岳ステージであるためピュアスプリンターはグルペットでサイクリング……というわけにはいかない。なぜなら中間スプリントでポイントを稼がなければならない。

そのポイント賞ランキングはこうなっている。

順位選手名チーム名ポイント
1Mads PedersenLidl – Trek452
2Jasper PhilipsenAlpecin – Premier Tech445
3Biniam GirmayNSN Cycling Team361
4Max KanterXDS Astana Team271
5Olav KooijDecathlon CMA CGM Team230

1位のピーダスンと2位のフィリプセンとの差はたったの7ポイントだ。山岳ステージのためステージ優勝の可能性はゼロだが、中間スプリントでのポイントで容易に覆る程度の差でしかない。

今大会の中間スプリントのポイント配分は、通過順に25、20、16、14、12、10、9、8、7、6、5、4、3、2、1ポイントになっている。

よって今日から3日間はピュアスプリンターによる中間スプリント争いが熾烈となるだろう。まるで平坦ステージのゴール前スプリントのようにLidl-TrekとAlpecin-Premier Techのトレイン対決が中間スプリントで見られるかもしれない。

そんな今日からの3日間でポイント賞争いのキーマンとなり得るのがマチュー・ファン・デル・プールだ。山岳ステージであるためヤスペル・フィリプセンをゴール前でアシストする必要はない。逆に中間スプリントでアシストする必要はあるかもしれない。

だがマチューはフィリプセンの発射台になるだけでなく逃げにも長時間乗り、しかも独走ができる超強力な選手だ。そして通常の逃げ集団に入るような選手たちの中で、登りスプリント以外の場面でマチューにスプリントで勝てる選手はいない。しかも今日からの逃げに乗るのはクライマー系の選手が多いはずだ。

そんなマチューが逃げて中間スプリントを1位通過し、マッズ・ピーダスンの25ポイント獲得を妨害する作戦が考えられる。

もちろんそのマチューが逃げに乗ろうとした時点で、Lidl-Trekが全力で追いかけることになるだろう。あるいはマッズ・ピーダスン自身がマチューと逃げに乗ろうとする可能性もある。その場合はAlpecin-Premier Techが全力で追いかけるか。

またマチューは逃げに乗らなくても、プロトンの先頭で逃げを激しく追い詰める役割も、そしてフィリプセンの最終発射台も務められる。Lidl-Trekにマチューに対抗できるスプリント力をもつ発射台はいない。

以上のようにマチュー・ファン・デル・プールが逃げても逃げなくても、Alpecin-Premier Techにとっては有利であり、Lidl-Trekにとっては困難な闘いとなる。マチューの独走力とスプリント力の高さがその理由だ。

はたしてAlpecin-Premier Techはどのパターンで中間スプリントを稼ぎにくるのか。追われる立場のLidl-Trekはそれにどう対応するのか。

今日からの3日間は山岳ステージではあるが、中間スプリントが激アツとなるだろう。

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