ビャルヌ・リースがチームNTTを買収し、ワールドツアーへ復帰。マネージャーに就任へ
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情報源:Bjarne Riis to return to WorldTour as Team NTT manager
かつてはチームCSCで、アンディ&フランクのシュレック兄弟、カルロス・サストレ、ファビアン・カンチェラーラ、そして、ティンコフ・サクソバンクではアルベルト・コンタドールやピーター・サガンを指揮した辣腕の監督ビャルヌ・リース(Bjarne Riis)。
そんな彼が、今年からワールドツアーチームに復帰する。契約したチームは、チームNTT。監督としてではなく、マネージャーとしての復帰となる。つまりチームの運営そのものを指揮することになるわけやね。
今回のニュースは、ビャルヌ・リースの母国デンマークの新聞B.T.が伝えたもの(B.T. afslører: Bjarne Riis bliver medejer af World Tour-hold)。
同紙によると、リースの所有している会社Virtu Cyclingが、チームNTTの権利の半分を買い取るもよう。その結果、もう半分の権利を持っている南アフリカ人のDoug Ryderとともに共同オーナーとなるらしい。うーんややこしい。これが本当ならば、当然スポンサーであるNTT側にも話はすでにいっているはず。現在のところ、チームからも当事者本人たちからも発表はない。入部選手は知っているのか?
ビャルヌ・リースとしては、あの名物ロシア人金持ちオレグ・ティンコフと組んだティンコフ・サクソバンク以来のワールドツアーチーム復帰。だがこの動きはある意味で予想しえたものでもある。なぜならば、母国デンマークは2021年ツール・ド・フランスのグランデパールとして決定している。もちろんスタート地点は首都コペンハーゲン。今回のこの動きは、当然にそれを合わせたもの。
ただ、リースとしてはデンマーク国籍のチームを所有したかったと思われるけど、資金不足か何かはわからんけど、チームNTTの共同オーナーというレベルでしか実現できなかった。また、チームNTTはデンマーク国籍にはならず南アフリカ国籍のままとなるもよう。リースの野望は半分実現、半分未達成というところやね。でもま、結果としては上々か。