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Rapha











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今夜の2025ジロ・デ・イタリア第19ステージ地獄の最難関ステージ。そのコースプロフィールと優勝予想
ついに今夜2025ジロ・デ・イタリア最難関ステージ(クイーンステージ)が登場する。獲得標高は4950mで5つの山岳がつめこまれたコースだ。

距離166kmの中にご覧のように5つの山があり、そのうち3つは1級山岳だで、1日の獲得標高は4950m。
最初の3級後にゆるやかな上り勾配のつなぎの部分があるとしても、基本的には本格的な山岳のアップとダウンしかない最悪のコースだ。特に登れないスプリンターたちにとっては地獄の1日となる。おそらく何人かは時間制限をクリアできずこの日にタイムアウト失格となるのではないか。スプリンターチームにとってはエースプリンターをどこまでどうするのかの判断が迫られる。
後半の3つの山岳をみてみよう。

上画像の1級コル・サン・パンタレオンだが、ここまでは総合勢も固まって登りそう。もちろん先頭はUAEトレインだ。

この1級コル・ド・ジューだが、まず注目すべきポイントはこの登りの最初のほうにRedBull KMが設定されていることだ。そこを1位通過すればボーナスタイムで10秒もらえる。もうジロ・デ・イタリアも2日間で実質的に終わるわけで、この10秒を総合エースがガチで狙ってくるかもしれない。
またこの1級の登り遅れる選手がでてきそうな感じだ。UAEトレインもここで少しペースアップしてふるいにかけるのではないか。あるいはEF Education-EasyPost&リチャル・カラパスがここ最近のように何かしかけてくる可能性がある。
とにかくまずUAE&デル・トロのライバル勢は連続アタックや次々と波状攻撃することでUAEトレインを崩壊させ、デル・トロを裸にしたいところ。
そしてデル・トロから先行した状態で、最後の2級山岳に入るのが理想的な展開だろう。

最後の2級山岳アンタニョーは上のようなプロフィール。特に特徴的なデータとは思えないが、ここは全力で登りライバルとの差を開きたい。
そしてラスト数キロのデータがこちら。山頂フィニッシュではなく150mほど下ってからフィニッシュとなる。

どうやらこの最後の下りは2kmで150m下り、しかも上のStrava上で拡大して確認すると複数のヘアピンカーブがあるので、けっこう危険な下りの可能性が高い。ここで気を抜くと一発でアウトになりかねない。
今日は逃げの人数は多そうだが、最後には全て吸収されると思われる。なぜなら総合勢の争いが激烈なものとなるので総合チームの山岳トレインが高速化を図るから。
よって総合エースまたはその集団で走っていた選手の誰かが最後の1級コル・ド・ジューか2級山岳アンタニョーでアタックしてステージ優勝という展開を予想する。
優勝予想だが、このブログで何度も書いてきたがやはり個人的な心情としては、昔から好きなロマン・バルデが優勝で。第17ステージで惜しくも勝てず2位になった雪辱を果たす姿を見たい。