レビュー
Rapha






Enter your email address below and subscribe to our newsletter

シマノからMTBコンポの最上位モデルXTRの最新型XTR M9200 Di2が登場。フルワイヤレスとなり、ブレーキシステムも刷新の大幅アップデート。
さきほどの記事【カンパニョーロが新コンポ「Super Record 13」発表。初の2×13速へ】では、Campagnoloの新コンポを紹介したが、それとほぼ同じタイミングでShimanoがMTBコンポの最上位シリーズXTRの最新版XTR M9200を発表した。
XTR Di2は約10年ほど大きなアップデートがされていなかったようだが、ついに今回MTBファン待望のメジャーアップデートとなる。
目次
ここはロードバイクのブログであるし、🐷自身特にメカに強いわけでもなくメカ狂というわけでもないので新型XTR M9200について詳しく紹介しないが、その新型XTR M9200の特徴を1つ言うとフルワイヤレス化したという点だ。
リアディレイラーのバッテリーはその中心の内部に搭載される。これによりMTBレース特有の凸凹の激しい路面に由来する様々なアクシデントからバッテリーを保護することが可能となる。また電動変速によって高速で正確なシフト性能を獲得し、まさに現代的なハイエンドコンポとして生まれ変わった。
上述のようにXTR M9200の特徴の中で最も注目したいのはフルワイヤレス化したという点だ。そして昨今はMTB業界での最新技術がロードバイクやグラベルバイクの製品にも導入されることが増えていることをふまえると、次期DURA-ACEまたは次期GRXはフルワイヤレス化の技術をXTR M9200から継承するのではないかと予想される。
シマノのグラベルバイク用コンポGRXでいうと、2023年に機械式で1×12と2×12の両方で使えるものが登場し、そして2024年には2×12の電動コンポのGRX RX825 Di2が登場した。つまり欠けけているピースは1×12版GRX Di2だ。それが発表されればフルワイヤレス化したものかもしれない。
同様に次期DURA-ACEもフルワイヤレス化となる可能性は高いと思われる。今年の4月にはシマノのフルワイヤレス化の特許情報が明らかとなっていた。次の記事を再び読んでもらいたい。
この特許情報でもリアディレイラー内部にバッテリーが搭載されている画像となっているが、今回のXTR M9200のリアディレイラーはまさにその特許情報通り(?)のバッテリー搭載方法となっている。
さて、もう1つだけ今回のXTR M9200のアップデートで関心をもったのがブレーキシステムの改良だ。
XTR M9200ではブレーキの制動力アップと長時間でのブレーキングでの快適性アップを実現するため、低粘度のミネラルオイルが採用されている。
その他XTR M9200ではブレーキシステム周りにいくつかのアップデートが施され、よりブレーキしやすく、よりコントロールしやすいものへと進化している。
ブレーキ性能の向上はMTBだけでなく全ての乗り物がその恩恵を受けるべき技術であるため、ロードバイクやグラベルバイクでもXTR M9200の新ブレーキシステムが部分的に導入される可能性は高いと思われる。
新型XTR Di2はGRXのシフターとも互換性があるようですから、GRX 1×12 Di2のポジションも兼ねるのではないでしょうか(Instagramではそのようなミックス構成のグラベルバイクも既に見えています)
なるほどそうなっているのブヒね。
そうなってくると今後もXTRとGRXとの間の互換性・流動性が増えてくるかもしれないブヒね。