レビュー
Rapha






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2025クリテリウム・デュ・ドーフィネ第7ステージは前日に続きポガチャルが最後の山でアタックし独走勝利。
2025クリテリウム・デュ・ドーフィネの第7ステージはクイーンステージ(最難関ステージ)だ。距離131kmに超級山岳が3つもつめこまれている。
昨日の第6ステージではタデイ・ポガチャルが最後のガツンとくる2級山岳でアタックし勝利したわけだが、今回の第7ステージは超級2つを越えたうえで最後の超級に臨む必要があり、第6ステージはまた異なるクライミング能力が問われるわけだが、真の意味のキング・オブ・オールラウンダーのタデイ・ポガチャルが2日連続でレースを支配した。
目次

最後の山頂フィニッシュとなる超級山岳ヴァルメニエのデータがこちら。登坂距離16.5、平均斜度6.7%。


昨日はナルバエスとウェレンスという短い登りでパンチ力ある選手たちからの発射となったが、今日は最終発射台を長い登りに強いパヴェル・シヴァコフが担当。

そして残り12kmでポガチャルがアタック。ついていったのはヴィンゲゴーとリポヴィッツ。レムコはついていけず。いや、ついていかずにマイペース走法。レムコも昨日・今日のこのデータを基本にしてツールへの最終調整がされるのだろう。
🚀 Et @TamauPogi s'envole !
— Critérium du Dauphiné (@dauphine) June 14, 2025
🚀 And @TamauPogi took off!#Dauphiné pic.twitter.com/a1YHOK4BKS

5秒、8秒・・・と少しずつポガチャルは追走と差を広げる。このあとヴィンゲゴーはリポヴィッツを置き去りにし、ポガチャルとのチェイシングゲームが始まる。

結局そのままポガチャルがゴールしてステージ優勝するわけだが、ポイントはヴィンゲゴーとの差である。
残り1kmあたりでは一時的に30秒ほどの差がついていたが、ゴールの時点ではヴィンゲゴーは結局15秒ほどの遅れまで巻き返した。つまりヴィンゲゴーはタイム差こをついたが、ポガチャルと一定の差を保ちながら走れていたということになる。
前日の第6ステージの最後はポガチャルに有利、逆にこの第7ステージの登りのほうがヴィンゲゴーに有利なレイアウトになっていたわけだが、今回の二人のタイム差を思えばヴィンゲゴーのコンディションもかなり良い状態なのだろうと推察できる。
今年のツールでは第17、第18と連続で超級山岳ステージとなるが、そこではヴィンゲゴーがポガチャルに差をつけるという展開も十分あり得るだろう。
化け物二人は別として、今大会予想以上の?好調さと強さを見せているのがRedBullのフロリアン・リポヴィッツだろう。
まさかあのレムコ・エヴェネプールを相手に約2分弱の差をつけて総合3位になるとは。もちろんレムコがまだまだ調整不足というのもあるかもしれないが、今年のツール・ド・フランスにリポヴィッツが出場するならば、RedBullの戦力は上がるはずだし、今後のグランツールエースとしての将来性も楽しみとなる。
そしてレムコは上で述べたようにまだまだこれからという感じだろうか。体重を落として今大会に出場していると言われているが(真偽は不明)、仮にそれが本当だとすればそれにまだ肉体が慣れていない?ただ昨年同様にツールにはしっかり合わせてくるだろう。
最後に驚いたのがUno-Xの25歳のノルウェー人、トビアス・ヨハンネセン。2021年のツール・ド・ラヴニールの覇者だ。最後にレムコを振り切りステージ4位に入り、総合順位も9位から5位へ大きくジャンプアップした。
ただ総合成績で1つ上の4位のレムコとは1分40秒ほどの差があるためレムコを超えるには、明日レムコに対して攻撃を仕掛ける必要がある。
その最終日となる第8ステージのコースプロフィールがこちら。今日ほどではないが、しっかりと最後に大きな山がある。

もちろん現役最後のレースとなるロマン・バルデが意地でどこかのタイミングで逃げるだろう。ちなみにこの第7ステージでは敢闘賞を獲得した。
総合争いはヴィンゲゴーの動きに注目したい。これまではポガチャルが先制攻撃をしかけてきたが、ヴィンゲゴーが第1ステージのように最後はポガチャルよりも先に動くかもしれない。そのためにもVismaトレインがUAEトレインに対抗できるのかがポイントだ。
そしてリポヴィッツ、レムコ、ヨハンネセンの表彰台争いがどうなるか。それぞれの関係性において逆転はかなり難しいタイム差がついているが、それでも可能性はゼロではない。
| 1 | Tadej Pogačar | UAE Team Emirates – XRG | 1位との差 |
| 2 | Jonas Vingegaard | Team Visma | Lease a Bike | 0:14 |
| 3 | Florian Lipowitz | Red Bull – BORA – hansgrohe | 1:21 |
| 4 | Halland johannessen Tobias | Uno-X Mobility | 2:26 |
| 5 | Remco Evenepoel | Soudal Quick-Step | 2:39 |
| 6 | Ben Tulett | Team Visma | Lease a Bike | 3:48 |
| 7 | Enric Mas | Movistar Team | ,, |
| 8 | Emanuel Buchmann | Cofidis | 3:51 |
| 9 | Carlos Rodríguez | INEOS Grenadiers | ,, |
| 10 | Guillaume Martin | Groupama – FDJ | ,, |
| 1 | Tadej Pogačar | UAE Team Emirates – XRG | 1位との差 |
| 2 | Jonas Vingegaard | Team Visma | Lease a Bike | 1:01 |
| 3 | Florian Lipowitz | Red Bull – BORA – hansgrohe | 2:21 |
| 4 | Remco Evenepoel | Soudal Quick-Step | 4:11 |
| 5 | Halland johannessen Tobias | Uno-X Mobility | 5:55 |
| 6 | Paul Seixas | Decathlon AG2R La Mondiale Team | 6:50 |
| 7 | Matteo Jorgenson | Team Visma | Lease a Bike | 7:18 |
| 8 | Ben Tulett | Team Visma | Lease a Bike | 7:24 |
| 9 | Carlos Rodríguez | INEOS Grenadiers | 7:41 |
| 10 | Enric Mas | Movistar Team | 7:43 |
| 総合1位 | Tadej Pogačar(UAE Team Emirates – XRG) |
|---|---|
| ポイント賞1位 | Tadej Pogačar(UAE Team Emirates – XRG) |
| 山岳賞1位 | Tadej Pogačar(UAE Team Emirates – XRG) |
| 新人賞1位 | Florian Lipowitz(Red Bull – BORA – hansgrohe) |
どうやら今年のツール結果はもう決まったようなものですね。
ポガチャルが最有力なのは間違いないと思うブヒね。
でも、ヴィンゲゴーが怪我した昨年と比べると、さすがに去年のような圧勝にはならずヴィンゲゴーがポガチャルに勝つステージもいくつかありそうな気もしてるブヒ。
やはりエヴェネプールは無理をしてこなかったので、最終ステージで失敗しなければリポヴィッツは表彰台に乗れそうですね。
この調子でリポヴィッツはツールに出るかもしれません。
一方でログリッチはTour de Suisseにも出ないようなので、調整なしでツールを走ることになりそうです。
リポヴィッツは今日はもうマイペースで走るのみでOKっぽいブヒね。
ログリッチは落車グセあるからもうそれでいいかも。あと最近の総合エースのトレンドはレースよりもトレーニングで体を作るほうが効果的?みたいなこともあるらしいブヒ。
セクサスがまさかここまでやれるとは思わなかった
この選手は間違いなく化物だよ
最後は落車に泣かされたけど、ほんとフランス期待の星ブヒね。なんといってもこれまでフランス人総合系が弱かったTTが強いのも素晴らしい点。
今年のツール・ド・フランスには出ない(?)だろうけど、フランスを熱狂させられる才能に期待大ブヒね。