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ジロ主催者がポガチャルの考えを否定。ジロとブエルタの日程入れ替えについて

ジロ主催者「ジロとブエルタの日程入れ替えには反対」

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先日ロードレース界隈を賑わせたタデイ・ポガチャルの発言があった。それは彼がスペインメディアのASに対して語ったもので、ジロ・デ・イタリアとブエルタ・ア・エスパーニャの日程を入れ替えたらどうかというアイデアだった。

ポガチャルとしては近年の気候変動の影響も考慮にいれての発言だったように思う。

なぜならジロ・デ・イタリアでは冷雨・低温・雪などの悪天候が選手を襲い、ブエルタ・ア・エスパーニャでは酷暑が選手を襲うといったことが近年は増えているように思われる。ならばブエルタを比較的涼しい5月に、ジロを天候が安定しやすい8~9月に回すという案は理解できる。

海外ではこのポガチャルのアイデアに賛同する意見も見受けられていたが、今回ジロ・デ・イタリア主催者はこのポガチャルのアイデアに反対の考えを明確に示した。

情報源:‘We’re not even going to think about the idea’ – RCS firmly against Tadej Pogačar’s suggestion to switch Giro d’Italia and Vuelta a España dates

ジロ主催者のRCS SportのCEOは、ポガチャルのジロとブエルタ入れ替え案について、

“We’re not even going to think about the idea.”

訳「日程の入れ替え案は考えようともしないね」

このように述べて完全否定の立場を取ることを明らかにした。

RCS側は各グランツールにはそれぞれの歴史と価値があり、それらを守るのが重要であるとの立場を示す。唯一の例外がコロナで世界がパンデミックに陥って大混乱となった2020年だけだ。その年はジロが10/3~10/25になった。

このジロとブエルタの日程入れ替え案については、実はUCIも内部でも検討してきたものだったらしい。

だがUCIも主催者側の意向を無視して日程を変更できるわけもなく、今回ジロ側がそうした日程のスイッチを完全否定したことで今後も可能性はほぼないのではないか。

ただし情報源記事によると、RCSも日程を少し変更したいとの思いがあるようだ。ジロは2000年までは6月の第1週目にフィニッシュするような日程で開催されていることが多かった。それに戻したいという考えがあるらしい。だいたい1週間ほど最終日をズラす感じだ。

なぜそうしたいかというと、イタリアの建国記念日が6/2なのでその休日に合わせてクライマックスとなる難関山岳ステージを行うと盛り上がるという計画だ。

RCS側も悪天候による影響があることは認めるが、日程変更としてあり得るのはこのような1週間程度の調整だけという立場だ。


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