レビュー
Rapha








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タデイ・ポガチャルはもうミラノ~サンレモに出ないのか?
落車で手負いの獣となりながらも激闘のミラノ~サンレモをついに制したタデイ・ポガチャル。最も勝つ可能性が低いモニュメントと考えられていたが、その評価を見事に粉砕した。
そんな彼だが今後はミラノ~サンレモに出場しないかもしれない。
上述のようにポガチャルはミラノ~サンレモの初優勝によって自身のキャリアに残されていた大きな空白を埋めたことになる。
2026年大会はクラッシュ、追走、そして接戦のスプリント決着まで絡む劇的な展開となったが、その混乱を乗り越えた末に、ポガチャルは念願の勝利を手にしたわけだ。
今回の勝利は単なるモニュメント制覇のひとつではない。ポガチャルにとってミラノ〜サンレモは、これまで何度も挑みながら取り切れなかった特別なレースであり、だからこそ、フィニッシュ後には激しいガッツーポーズで喜びを表現、同時に勝利インタビューでは大きな安堵感がにじんだようにも見えた。
これまで数々の栄光を手にしてきた彼にとってこの勝利はキャリアの中でも特別な意味合いを持つのではないか。そう見えた。
注目を集めたのは、勝利後に飛び出したポガチャルの印象的なコメントだ。本人は冗談交じりに、もし再びサンレモへ来るとしても、それはレースのためではなくフォカッチャを食べるためかもしれない、という旨の発言をした。
これがすぐに「ミラノ~サンレモにはもう出ない」との結論に結びつくわけではないが、少なくともミラノ〜サンレモに対して彼が感じてきたストレス、そして勝利のために払ってきた準備の大きさからの開放感を物語っているのではないだろうか。チプレッサやポッジオで決定打を作るためには非常に高いレベルの準備が求められていただろう。
そんな中で落車でボロボロになりなりながも悲願達成となったわけで、上述のような特別な勝利という意味合いからすると、今年でやりきった感があり、来年からは出場するとしても本気で勝利は狙わない可能性も考えられる。
今回の発言をそのまま受け取れば、そのように考えられる。
ただし現時点ではあくまで悲願達成直後の率直な感情表現として見るのが自然だろうか。
むしろ重要なのは彼がこの難攻不落とも言えたレースをついに攻略したことで、今後はより自由な立場、自由なスケジュールで春のクラシック全体の予定を組み立てられるようになったことだ。
たとえばミラノ~サンレモのための準備をしなくて良くなれば、別のトレーニングメニューを組むことが可能となる。別の年間計画を立てられる。
こうしたポガチャルのスケジュールの変更は、クラシックでもステージレースでもライバル勢に対して影響が及ぶかもしれない。
スプリンターにとっては朗報?
かもしれないブヒね。
でもピドコックのコンディションが今年と同じレベルだったり、来年はポール・セクサス、デル・トロとかも本気で出場してくるなどすれば、またスプリンターは悲しいことに・・・