
Vismaがファビオ・ヤコブセンの移籍を発表。即時加入で2027年末まで。復活へ新たな挑戦
Team Visma | Lease a Bikeがファビオ・ヤコブセンの移籍を正式に発表。
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少し前に記事「ファビオ・ヤコブセンがシーズン途中で契約終了。Team Visma | Lea」でも伝えたとおり、今年の7月までTeam Picnic PostNLで走っていたオランダ人スプリンターのファビオ・ヤコブセンが、Team Visma | Lease a Bikeへ移籍することが正式に発表された。
今回の移籍は即時移籍となり、ヤコブセンは8/14からTeam Visma | Lease a Bike所属となる。契約期間だが、シクロワイアードでは2028年までの2年半の契約(この記事作成時点)となっているが、海外報道などでは2027年いっぱいまでとなっている。
今回の移籍は、2026-2027年の移籍市場でも(すでに噂は報道されていたとはえ)特に意外性の高い動きのひとつと言えるだろう。
チームがヤコブセン獲得に動いた背景には、スプリント部門の再構築がある。
Team Visma | Lease a Bikeのパフォーマンス部門責任者は、チームが純粋な平坦スプリントを得意とするスペシャリストを探していたと説明。今冬にチームを離れるオラフ・コーイの穴を埋める存在として、ヤコブセンに白羽の矢が立った。
グランツール6勝、通算46勝を誇るトップスプリンター
現在29歳のヤコブセンは、これまでプロ通算46勝を記録しているスプリンターである。
グランツールでもステージ6勝を挙げており、特に2022年のツール・ド・フランスではポイント賞のマイヨ・ヴェールを獲得。一時期は世界最高峰のピュアスプリンターのひとりだった。
しかし、その後はかつてのような勝利を積み重ねられなくなった。
近年は健康上の問題にも苦しみ、腸骨動脈に対する手術によって長期間レースから離脱。2024年4月のツアー・オブ・ターキー第1ステージでの勝利以来、勝ち星がない状態だった。
つまり今回の移籍は、すでに絶頂期にあるスプリンターを獲得するというよりも、かつて世界トップクラスだったヤコブセンを復活させるプロジェクトという意味合いが強いと思われる。
Vismaはヤコブセンに「まだ大きな可能性がある」と評価
Team Visma | Lease a Bikeが注目しているのは、ヤコブセンが過去に残した実績だけではない。
チーム側はヤコブセンの状況を詳しく調べるほど、まだ引き出されていない大きなポテンシャルが残されているとの確信を強めたと説明している。
また、2027年まで待つのではなくシーズン途中から加入させることで、すぐにヤコブセンとの取り組みを開始できる点も今回の契約のメリットとして挙げた。
これはTeam Visma | Lease a Bikeらしいアプローチともいえる。
単純に即戦力として勝利を要求するのではなく、トレーニング、栄養管理、コンディショニングなどをチームのシステムに組み込み、選手の能力そのものを再構築していく方針だ。
そのため、ヤコブセンが移籍直後から大量の勝利を狙うわけではなさそうだ。
Team Visma | Lease a Bikeによれば、今後数カ月は段階的なレース復帰に重点を置く。コンディションを再構築すると同時に、チーム独自のトレーニング哲学、栄養プログラム、仕事の進め方に適応させていく計画だという。
チームはヤコブセンに必要な時間と体系的なサポートを与え、2027年に向けて可能な限り良い状態へ戻すことを目指している。
したがって、2026年シーズン後半で勝てるかどうかという視点でヤコブセンを評価するのは間違いだろう。チームとヤコブセンの真の目標は2027年に復活できるかどうかだからだ。














