シヴァコフ「あのときポガチャルは片手でボトルをもっていた」。ポガチャル落車の状況が少しずつ明らかに

タデイ・ポガチャル落車の新証言。給水中の片手走行で路上の異物に接触か

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2026ブエルタ・ア・エスパーニャ第8ステージで発生したタデイ・ポガチャルの激しい落車。

→【速報】ポガチャル落車負傷でリタイア!2026ブエルタ・ア・エスパーニャ第8ステージの残り31kmで激しく落車し左肩がえぐれる負傷

そのポガチャルの落車時の状況が少しずつ明らかになりつつある。

情報源:

  1. Sivakov adds new detail on cause of Pogacar’s Vuelta crash
  2. Only One Hand on the Bars at 60kph: New Details in Tadej Pogačar’s Devastating Vuelta Crash

2026年ブエルタ・ア・エスパーニャ第8ステージでタデイ・ポガチャルが落車した際、ボトルで給水するため片手走行になっていたことがUAE Team Emirates-XRG関係者の証言から明らかになった。

ポガチャルの前輪はその直後に路上の異物へ接触しバランスを崩したとみられる。片手しかハンドルに置いていなかったため、衝撃を受けた際に自転車を立て直すことが難しくなったのだろう。

ただし、前輪が接触した物体については岩、道路上のごみ、機材の一部など複数の見方があり、正体は確定していない。

→【追記】ポガチャル落車の原因について。2026ブエルタ・ア・エスパーニャ第8ステージ

現時点では、補給のための動作と路上の異物への衝突が重なったことが、落車を招いた有力な経緯と考えられているようだ。

シヴァコフの証言

事故発生時、ポガチャルのすぐ後ろを走っていたチームメイトのパヴェル・シヴァコフは、第9ステージ前に落車の状況を説明した。

シヴァコフによるとポガチャルは落車直前にボトルを取り出して飲んでいたか、ボトルケージへ戻そうとしていたという。

出来事が一瞬だったためどちらの動作だったかまでは正確に記憶していないものの、ポガチャルがボトルを扱っていたことは覚えていると証言した。

またUAE Team Emirates-XRGのスポーツマネジャーもポガチャルが水を飲んでいたと説明

片手にボトルを持ち、もう一方の手だけでハンドルを操作していたことが、落車に大きく影響したとの見方だ。

一方、上述のように路上にあった障害物の正体が何だったのかは断定されていない。大きめの石だったとする見解もあるが、何かのバッテリーまたはGoProとする見解もある。

→【追記】ポガチャル落車の原因について。2026ブエルタ・ア・エスパーニャ第8ステージ

ポガチャルはシクロクロスをやっていたこともあり優れたバイクコントロール技術を持つ選手だが、片手走行中に前輪が障害物へ衝突して乗り上げればどうしようもないのは当然だ。

時速55~60km前後で発生した高速落車

ポガチャルの事故現場は道幅の広い2車線道路で、コーナーや下りといった技術的に特に難しい場所ではなかった。

集団は交通島やラウンドアバウトが続く区間を抜け、その日の最後の3級山岳へ向かって再集結している途中だった。

シヴァコフと同じUAE Team Emirates – XRGのケヴィン・ヴェルマークによると、事故発生時の集団は時速55~60km前後で走っていたとのこと。

ヴェルマークはポガチャルより前を走っていたため落車の瞬間を直接見ていないが、後方から衝突音を聞き、その後チーム無線でポガチャルの落車を知ったという。

脳振とう、鎖骨骨折、第7頸椎骨折と診断

ポガチャルは落車後に一度は立ち上がってレースへ復帰しようとした。しかし、左肩から腕に強い痛みがあり、腕を持ち上げられなかったため続行を断念した。

病院での検査により、次の負傷が確認されている。

  • 脳振とう
  • 左鎖骨の転位骨折
  • 第7頸椎骨折
  • 顔や手などの複数の切り傷、擦過傷

チームによると神経学的な損傷は確認されていない。第7頸椎を骨折しているものの、神経への影響がなかったことは重要な情報となる。

左鎖骨については手術が必要とされたが、脳振とうに伴う安全上の措置として頭部への衝撃から24時間待って手術を行う方針が示された。

今季中にレースへ復帰できるかについては、まだ判断できない状況だ。

ポガチャルの怪我の状態とレース復帰について

補給動作と路上障害物が重なった不運な事故

今回の証言から落車について確実に確認できるのは、ポガチャルがボトルを扱って片手走行になっていたときに障害物に前輪が衝突したこと、そして時速60kmぐらいの高速走行時だったということだ。

障害物の正体は特定されていないが、高速走行中に片手しかハンドルに置いていなかったため、前輪への衝撃から体勢を回復できなかったことは確実だと言えるのではないか。

ボトルを手にした補給動作、障害物の存在、そして高速走行状態だったこと。これらの要因が一瞬のうちに重なり、ポガチャルのブエルタを終わらせる深刻な事故へ発展したと考えられる。

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