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Columbusが初のカーボンロードホイールを発。Cento 50・Cento 62・Spirit・Garaの特徴と価格
昔からCinelli、Pinarello、Derosa、Bianchi、Colnagoなどの伝説を生んだ名作バイクに金属チューブを提供してきたのが、イタリアの金属パイプ製造メーカーであるColumbus。Cinelliの親会社でもある。
そんなColumbusが同社初のロードバイク用カーボンホイールであるCentoシリーズが発表した。近年中国ブランドなどの参入が相次ぎ競争が激化するロードバイク用カーボンホイール界に堂々と新規参入してきた形だ。
次のインスタを見て欲しい。

新製品では独自ハブやカーボンスポークを投入。競争が激しくなる一方の高性能ロードホイール市場で、総合性能、空力性能、軽量性というニーズに対応する。
新しいホイールシリーズに共通するのは、28~30mm幅のロードバイクタイヤで性能が最適化される想定の設計と、近年の主流であるリム内幅23mmという設計だ。
ただし、近年はさらにワイドなリムを採用するブランドも増えているため、内幅23mmは比較的保守的な寸法といえるだろうか。しかし、現在広く使用されている28mmおよび30mmタイヤとの組み合わせを重視した扱いやすい設計であるとも言える。
ラインアップの中心となるのがCentoシリーズで、50mmと62mmという2種類のリムハイトを用意。さらに超軽量モデルのSpirit(これら3つはColumbus独自ハブ搭載)と、DT Swiss製ハブ採用のGaraが用意された。
(この記事を作成している時点で、Cento 50と同62の重量について公式サイトが逆に掲載してしまっている可能性がある)
| モデル | リムハイト | リム内幅 | ハブ | スポーク | 公称重量(前後セット) | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Cento 50 | 50mm | 23mm | Columbus製36Tラチェットハブ | カーボン | 1475 g | €1,599(約23万3000円) |
| Cento 62 | 62mm | 23mm | Columbus製ハブ | カーボン | 1465 g | €1,599(約23万3000円) |
| Spirit 50 | 50mm | 23mm | Columbus製カーボンハブ | カーボン18本 | 1279 g | € 3,999(約73万4000円) |
| Gara 50 | 50mm | 23mm | DT Swiss 240 | カーボン | 1298 g | €2.399(約44万円) |
なお日本国内での価格や販売時期は不明である。
以下、各製品ごとの特徴を簡単にまとめておく。
まずCento 50は新ラインアップの中核を担うモデルだ。リムハイトは近年の流行りで汎用性が高い50mmで、フック付きのカーボンリムだ。
それにColumbus独自のハブシステムとカーボンスポークを組み合わせている。
フリーハブには36枚歯のラチェット機構を採用し、噛み合い角は9度。セラミックベアリングも備え、前後セットの公称重量は1475g。
50mmハイトは、平坦路での空力性能と登坂時の重量とのバランスを取りやすい。ロードレースから日常的な高速走行まで、幅広く使えるモデルとして位置づけられる。
価格は約1,600ユーロ(約23万円強)で、Columbusの新型ホイールを代表する製品となるだろう。
Cento 62はCento 50の基本構成を引き継ぎながら、リムハイトを62mmまで深くしたエアロ志向のモデルだ。
公称重量は1465gで、なぜかリムハイトの浅いCento 50よりも10g軽い。公式サイトのデータが間違ってるのか?(逆に掲載している可能性が?)
重量増加を最小限に抑えながら、より深いリムによる空力上のメリットを狙っているホイールだ。
高速巡航の平坦路、タイムトライアル、トライアスロンなどでは、Cento 50以上に魅力的な選択肢となるか。
Spiritは、軽量性を最優先した最上位モデルだ。50mmハイトのカーボンリムを採用しながら、前後セットで1279gという軽さを実現している。
軽量なカーボン素材の組み合わせに加え、Columbus製カーボンハブ、18本のカーボンスポーク、外部から見えないスポークニップルを採用。
長い登りでのアタック、ダウンヒルでの攻撃、そして平坦路での逃げとスプリントという、これら全ての場面で必要となる、本物のプロロードレースで勝つための設計を盛り込んだ製品だと言える。
もちろんそのために価格は3999ユーロ(約73万円強)と非常に高価だ。
だが、軽さとエアロ性能を同時に求める競技志向のライダーに向けた明確な(現時点での)最上位モデルといえる。
Garaは、Columbus製ハブの代わりに定評のあるDT Swiss 240ハブを採用したモデルだ。
公称重量は1298gで、Spiritより少しだけ重いものの、それでも50mmハイトのカーボンホイールとして十分に軽量である。価格は約2,400ユーロ(約44万円)となり、Spiritより30万円ほど安い。
超軽量な独自構造よりも、実績のあるハブシステムやメンテナンス性、価格とのバランスを重視するライダーにとってGaraは魅力的か。
みんなも知ってるようにロードホイール市場では新製品の投入が相次いでいる。直近でもShimano、Mavicなどが新型ホイールを発表している。昨日は「【!?】Mavicから新COMETE 45/55、55/65が登場。リム内幅が23→25mmへ」という記事を書いたばかり。
2026年に入ってから複数のブランドがカーボンホイールのラインアップを拡充している。
そんな競争が激化する市場に新規参入するColumbusは、歴史あるチューブブランドとしての知名度に加え、カーボン加工技術と独自ハブを前面に押し出すことで勝機を狙うのだろう。
その成功を占うのはおそらくCento 50の売れ行きではないか。なぜならコストパフォーマンスという点で最も一般ユーザーに身近な存在だからだ。
Columbus初のパフォーマンスロード向けホイールは、次のように整理できる。
リム内幅23mmは最新のワイドリムと比べれば控えめだが、28~30mmタイヤとの組み合わせを想定した現実的な設計である。
Columbusのブランド力に加えて、実際のエアロ性能、耐久性、整備性などの性能がどれだけ市場で評価されるのかが重要なポイントになるだろう。