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レッドブル・ボーラがMTB・シクロクロスに注目。2027年UCI新規則も後押しへ
Red Bull-BORA-hansgroheがロード以外の競技にも目を向けた選手発掘・育成を進めている。
情報源記事によると、マウンテンバイク(MTB)やシクロクロスの才能を取り込み、複数種目を組み合わせる体制の強化を目指しているという。2027年に導入予定とされるUCI新規則も、この動きを後押しする要素として挙げられている。
チームが注目するのはロードの育成カテゴリーだけでは見つけきれない才能だ。
MTBやシクロクロスでは、バイクを操る技術、強度の高い運動への対応、変化する路面への適応力が求められる。こうした能力をロードでも生かし、選手の成長につなげることが狙いとなる。
記事はその一例として同チームに所属する23歳のフランス人アドリアン・ボワシを挙げている。彼はMTBを続けながらロードレースでも走る選手で、MTBではワールドカップシリーズで何度も優勝している実力者。このように複数の分野で可能性を広げている若者だ。
参考となるのが、ロード、MTB、シクロクロスを同じプロジェクト内で展開するAlpecin-Premier Techのモデルだ。もちろん同チームのそのような活動の象徴的存在がいうまでもなく、最強マチュー・ファン・デル・プールだ。
複数種目への取り組みは、選手の育成機会を広げるとともに、年間を通じてチームが競争力を発揮する機会にもつながる。
Red Bull-BORA-hansgroheも、オフロードを補助的な活動として扱うだけでなく、チームづくりの一部に組み込む方向を目指しているという。
こうしたRed Bull-BORA-hansgroheの方針を後押しするのが2027年から導入される新しいUCIポイントシステムだ。
この新システムについては記事「UCIがルールを大きく改定へ。GPS追跡システムや遺伝子検査の導入、新ポイント制度など導入も、特別ジャージ新設はプロチーム反対で延期へ」でも紹介したが、2027年からはロードレース以外の、MTB、トラック、グラベル、シクロクロスといった分野の主要な大会を対象として、それらの大会で獲得したポイントも所属ロードレースチームのUCIランキングに加算される。
これにより、ロードレースのUCIチームランキングで低迷するチームがポイントを獲得できるチャンスが広がるとも考えられるが、そのためにはMTBなどの分野でポイントを獲得できるだけの才能を集めなければならず、言うほど簡単な話ではないと考えられる。
とはいえそうした2027年からのUCI新規則が複数種目に取り組むチームへの追加的な動機になるだろう。
そしてそうしたロードレースのプロチームの動きが、他の分野へも影響を与えるだろうし、自転車競技全体の裾野を広げることになる可能性もある。