フランドルからカペルミュールが永久消滅!?

情報源:Financial woe could see the Muur removed from the Tour of Flanders

最高峰のクラシックを象徴するコースであり、ロードレース界全体を象徴するともいえるコースがMuur van Geraardsbergen。通称、ミュールまたはカペルミュール。



数々の死闘がこの場所で繰り広げられてきた。近年ではやはりファビアン・カンチェラーラとトム・ボーネンの激闘がその代名詞か。1973年から2011年までの約40年間、最後から2番目に登場する坂として、そして決定的な勝負の坂として君臨し続けてきた。



そんな歴史的なミュールがフランドルから完全に消滅する可能性が出てきた。理由はカペルミュールがある地方自治体の財政難。

現在、カペルミュールをコースに加えるとその人気ゆえに人が大勢集まる。そうなると警備費用や安全性確保のための設備の設置などで€50,000(約600万円)がかかるらしい。カペルミュールの部分だけで。その費用が自治体の懐を直撃しているもよう。

まだ昔は良かった。なぜなら上述のようにカペルミュールは勝負の最終盤の決定的な勝負所であり、誰もがカペルミュールで英雄がやってくるのを今か今かと待ち焦がれていた。つまり、観客はずっとカペルミュールで待機していた。

しかし、2012年からは今のフランドルのコース(周回コース)設定へと変化。カペルミュールは基本的に登場しないコースへと変更になった。(2017年には久しぶりの復活)

このコース変更の最大の特徴、目的は観客に「何度も」勝負の場面を見せること。それゆえに周回コース設定となった。コッペンベルグ、 オウデクワレモント、パテルベルグを繰り返し登る。そこにカペルミュールはない。

カペルミュールが登場しなければ、それにかかるコストはゼロ。しかし、2017年のようにたまに登場するとコストがかかる。

しかも、たまに登場するとしても、2017&2018年のようにゴールから遠く離れた(約100㎞手前)に設置され、勝負の結果とはあまり関係がなさそうな坂になったならば、観客はカペルミュールにずっと滞在し続けることもなく、さっとやってきて、さっと次の観戦場所へ移ってしまう。そうなると、お土産や露店に落としてくれるお金も激減する。

つまりたとえ再登場するとしても、コスト面と収益面のバランスが取れなくなっている。ようするにコストパフォーマンスが悪い。

財政難に悩む小さな地方自治体にとって、それは大きな打撃となる。それゆえに、その自治体がカペルミュールのフランドル再登場を完全に諦める可能性があるということ。

解決策としては、第三者からの資金提供しかないやろね。自治体が費用出せないのであれば、誰かが出すしかない。国か、クラウドファンディングか、UCIか、各種企業(坂に企業名がつく?トヨタミュールとか?余計にイメージ悪くなるか?)か。

さてどうなるやろね。

Wiggleでブラックフライデーセール開催中。フランドルの獅子グッズはあるのかな?




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