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現在ではロードバイクのチェーンオイル・チェーンルブも様々な製品がある。海外企業はもちろん本邦企業からも多種多様なチェーンオイルが販売されている。
性能が良いオイルは、走行時の摩擦抵抗を限りなく減らすことができる。すなわち速くなる。そしてチェーンの抵抗が減れば、チェーンにかかる負担も減る。となれば、チェーンの寿命も伸ばすことが可能。それが良いオイルというもの。
ならば、そんなチェーンオイルの中で最も速く、すなわち最もチェーンの寿命を延ばすことができる製品はどれか?今回は、Zero Friction Cycling(ZFC)という団体が行った実験結果(”LUBRICANT TESTING”)をご紹介。
情報源:Zero Friction Cycling, “LUBRICANT TESTING”
まず今回、実験の対象として選ばれた各社オイルは次のようになる。
1, Rock N Roll Gold
2, Molten Speed Wax(→Amazon)
3, Squirt(→Amazon)
4, White Lightning Epic Ride(→Amazon)
5, Smoove
6, Muc Off Hydrodynamic Team Sky(→Amazon)
7, Muc Off Nano(→Amazon)
8,Cycle Star Gold
9,Silca NFS(→Amazon)
10, Wend Wax(→Amazon)
11, UFO Drip(→Amazon)
以上の11製品となる。
まず、9つの同じチェーンを用意し、各チェーンに上記9つのオイルをそれぞれ塗布。その後実験を開始。
実験方法は、実際に人が乗るのではなく機械でペダルを回してチェーンを動かす方式を採用。そして1000kmずつ単位(1ブロック=1000kmずつ)で異なる環境を設定していき、それぞれの条件下でチェーンの伸びを計測した。
今回は、合計6つのブロック、つまり6000kmを走らせ、各1ブロック終了ごとにチェーンの伸びを計測していった。
そしてチェーンの長さがもともとの状態から0.5mm伸びた時点で、そのチェーンは実験対象から排除される。
すなわち、最後まで残ったチェーンに使われたチェーンオイルが、最もチェーンに負担がかからないような最速のオイルだと考えられる。
詳細な実験方法の説明や、用語の定義、計測に使った道具の正確性などは下のリンクの実験プロトコルPDFを読んでもらいたい。
ZFC:実験プロトコルPDF
では、実験の結果は距離・条件によってどのように変遷したか?距離にあわせて順番に画像とともに見ていこう。
画像のグラフで←から2番めのグラフ(Molten Speed Wax)ものがないが、これはミスではなく、そのオイルを塗ったチェーンにはこの段階では一切伸びが見られなかったということ。強い。
次の1000kmは、ドライコンディションを想定した条件で実験が行われた。チェーンにちょっとした砂つぶを付着させた。晴天でアスファルトを走っても、そのような砂の汚れは付着するからそれを再現した。
この段階ですでに2つのオイルは失格。緑色グラフのMuc Off Hydordynamic Team Skyと、紺色っぽいMuc Off Nanoはアウト。2000km走った時点でもう0.5mm伸びてしまった。
この2つのオイルが塗られたチェーンは、次の実験ステージからはもう登場しない。最後まで実験させる価値もないということ。
Muc Offさんさぁ・・・
次の1000kmでは再び綺麗な環境が再現。
ここでも画像←から2番めのグラフ、Molten Speed Waxのものが消失しているが、これは上記Muc Offのそれのように失格となったわけではなく、ブロック2が終わったあとの状態からブロック3が終わるまではチェーンの伸びが見られなかったということ。強い。
一方、黄色のグラフでWhite Lightning Epic Rideが塗布されたチェーンは、ブロック1の最初からここまでで合計0.5mm以上伸びてしまったため、ここで実験対象から排除される。サヨナラ。
同じく、茶色のグラフのCycle Star Goldと、金色(?)のグラフのWend Waxもここで脱落。グッバイ。
ブロック4の1000kmでは、ちょっとした雨に振られた場合を再現したような環境で実験が行われた。
ここで大きなチェーンの伸びを見せてしまったオイルが3つある。一番←のグラフのRock n Roll Gold、←から三番目の薄い灰色のSquirt、そして中央の青色Smooveである。
これらのオイルはこの条件が苦手なのかもしれない。
そしてこれら3つのうち、Smoove以外の2つはここでサヨナラである。
次の1000kmはまたまた綺麗な走行環境を再現した、チェーンになんの汚れもない状態での1000kmとなった。
ここでも←から2番めのグラフ、Molten Speed Waxが強い。ブロック4が終了した時点から、このブロック5が終了位するまで一切、チェーンの伸びに変化なし。すごい。
そして、このブロック終了時点で、SmooveとSilca NFSがこれまでの合計で0.5mmのチェーンの伸びを記録したため失格。アデュー。よく頑張った。
この時点で残ったのは2つ。Molten Speed Waxと、セラミックスピード(CeramicSpeed)のUFO Dripである。堂々の一騎打ちとなった。
そしてこの最後のブロック6の1000kmはどしゃぶりの中での走行を再現したような条件となった。砂粒はもちろん大量の水をかぶらせた状態での実験が行われた。最後にひどいことしますね。
そしてここで、大きなチェーンの伸びをみせてしまったのが、Molten Speed Wax。これによりUFO Dripの最終優勝が決定した。
以上より、今回の実験についていえば、セラミックスピード(Ceramic Speed)の UFO Dripが最もチェーンの寿命を長くさせるオイル、すなわち、抵抗の少ない・最速のチェーンオイルであると考えられる。→Amazon:UFO Drip
【今回登場したオイル】
・Molten Speed Wax(→Amazon)
・Squirt(→Amazon)
・Muc Off Hydrodynamic Team Sky(→Amazon)
・ Muc Off Nano(→Amazon)
・Wend Wax(→Amazon)
・UFO Drip(→Amazon)
興味深い実験ですね。
私はコスパも考慮して普段はsquirt、レースではUFO使ってますがそれで正解だと思いました。
squirtの良い所はワックス?なのでチェーンが全然汚れないのでオススメです。UFOは塗布する前にチェーンを徹底洗浄しないといけないのですが、普段squirtを使ってると洗浄が簡単なのでその意味でもsquirt,ufoコンビはオススメですよ!
実はSquirtについては、ブタは名前だけチラっと聞いたことある程度でほとんど知らなかったのブヒが、優秀なオイルとして有名だったようブヒね。
ワックスタイプはやはり汚れがつきにくいのが嬉しいブヒね。
そしてやはり決戦の日には最強UFOをチョイスとはすばらしい・・・
ひょっとしたら気分もアゲアゲで心理的な潤滑効果も!?