Time(タイム)の全事業が売却。買収したWhaTTfornow社とは?
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奈良が誇る自転車代理店ポディウム(旧名:ダイナソナ。通称恐竜)が取り扱うフランスブランドがTIME。経営が危ないのではないかとか、ポディウムがTIMEを手放すのではないか、とかいろいろな噂が業界でも囁かれていた。
しかし本日、そのTIMEが現在の親であるロシニョール社からWhaTTfornow社へ売却されたと発表があった。(シクロワイアード:タイム全事業がロシニョールからWhaTTfornowへ マトリックスパワータグにサポートを開始)
だが、ここでみんな疑問に思うであろう。「WhaTTfornow?なんの会社や?」と。
これまでTIMEを保有していたのは同じフランスのスキー・スノボブランドのロシニョールだが、同社については昔Feltを買収したときに記事にした。(過去記事:Feltが買収される!買収したのはフランスのスキー用具メーカー「Rossignol」。ルイ・ヴィトンによるピナレロ買収とあわせて業界激動の時代到来か?)
しかし、今回のTIMEをロシニョールから買ったWhaTTfornowは初耳。いや、なんかどっかでそのアルファベットの綴をみたような?気もしないでもない・・・うーん?
というわけで調べてみたら、WhaTTfornow社は電動マウンテンバイクを本業とするフランスの会社だった。→公式サイト:WhaTTfornow
これまでの親会社ロシニョールもフランス、新しい親WhaTTfornowもフランス。ということで、フランス企業同士の結びつきという関係は買変わらないわけやね。
一体いくらで買収したのか、その買収方法(相対取引?株式交換?事業譲渡?)やその額などは不明だが、TIMEを買えるだけの資金力、あるいはその資金を調達できるだけの信用力がWhaTTfornow社にはあるってことなのだろうか。
TIMEの市場価値が下がっているから買えたという可能性もあるだろうし、銀行などの金融機関がWhaTTfornow社の事業の好調さと今後の将来性を見出しての出資というのもありえるだろう。なにせ欧米でのバイク市場を牽引しているのは、グラベルロード、そして電動バイクやからね。
これでWhaTTfornow社としては、創業以来の本業である「電動」以外に、「非電動」バイク事業を、さらには伝統的なロードバイク事業をも手に入れたことになる。伝統的な非電動TIMEに、電動TIMEが登場するのか??