ディスクブレーキが原因?シクロワールドカップでの大怪我
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ロードレースにおけるディスクブレーキ使用は数年前まではその安全性について議論が賑やかだったが、今ではすっかりもう当たり前。
だがそんな昨今の潮流に波風を立てるかもしれない事件が起こった。この前の日曜日にTáborで行われたシクロクロスワールドカップの女性レースにて、ディスクブレーキが原因とされる怪我が発生した。次のライブ動画を見てほしい。
情報源:Cyclocross rider hospitalised after disc brake causes wound
この動画の10:00あたりで落車が発生する。
その落車において、怪我をしたのがチームTelenet-Baloise Lionsに所属するShirin van Anrooij。チームのマネージャーはシクロ界のレジェンド、Sven Nys。
前腕部分に大きな裂傷、そして骨折などを負った彼女はすぐに病院に運ばれた。幸いにしてその裂傷も筋肉や腱に大きな損傷はなく、完全回復まで時間はかかるが致命的な負傷とはならなかった。
そしてこの負傷の原因が、ディスクブレーキだろうと言われている。
ただこの事故だけでもって、ディスクブレーキが危険だとは言う必要はない。今年のロードレースでも多くの落車が発生し、選手は負傷しているが、ディスクブレーキが原因だと判明している負傷は聞いたことがない。そしてロードレースより以前からディスクブレーキが使われているシクロクロスでもその種の情報はほぼ存在しないのではないか。
一方、ディスブレーキよりも何倍もヤバイ危険性なのが剥き出しのフロントギアであることは明白。
仮に今回の負傷がディスクブレーキによるものだと確定した場合、そういった危険性がある中でさらにディスクブレーキというリスクを増やすのかどうか、その点についての議論が今後は起こるかもしれない。
そろそろ真面目にウェアにメスを入れてもいいかもしれませんね。
あんなに薄かったら怪我するわ…
せめて、部分的にでも怪我のしやすい箇所だけ生地を分厚くするとか、薄いパッドを入れるとかの工夫は欲しいブヒね。
ディスクが……とか言うのであればオフロードバイクみたいにディスク自体にカバー等つければ良いのではないか?選手がプロテクター付けての走行は余り現実的に無いように思えるので。
ちょうどディスクブレーキの安全論争が熱くなったいた時期は、そういったカバー製品の開発ネタもいろいろニュースになってたブヒね。
でも最近はそういった話題も全く聞かなくなり・・・
シクロクロスだとロードレースほど空気抵抗とか関係なさそうなので、軽量な簡易カバーとかアリだと思うブヒね。