チームFDJはデマールをどう扱うべきか?

チームFDJのエーススプリンター、アルノー・デマール(Arnaud Démare)。今年のジロ・デ・イタリアで勝ちまくり、念願のポイント賞ジャージ(マリア・チクラミーノ)を獲得した

また今年はコロナのせいで短期決戦となったシーズンだったが、それでも年間14勝をマーク。フランス王者にも輝いた。結果、年間を通じた今年最強のスプリンター争いでもDeceuninck-QuickStepのサム・ベネットと競うほどの成績を残した。

しかし一方で、世界最大の祭典であるツール・ド・フランスには去年・今年ともに出場できなかった。これはチームが総合エースであるテイィボー・ピノ(Thibaut Pinot)の総合成績を優先したからである。だが結果論ではあるが、ピノが残した成績を考えるとデマールのステージ勝利優先のほうがチームにとって良かったのではないかとも思えるのも確かである。

そして実際にデマールは来年のツールにぜひ出場したいと述べている。やはり狙うはツールのグリーンジャージか。

情報源:Démare eager to return to Tour de France in 2021

情報源記事中では、デマールは次のように述べる。

“If you look at Alexander Kristoff and Tadej Pogačar this year, it’s been done. It’s the same for Wout van Aert and Primož Roglič at Jumbo-Visma, even if I need more people around me than Van Aert,”

訳「チームUAEの今年のツールのメンツを見てみ。クリストフとポガチャルがいたやろ。スプリンターと総合エースが両立してたやん。ユンボ・ヴィスマでもファン・アールトとログリッチがいてけど噛み合ってたやん。たしかにファン・アールトと比べると自分の場合はアシストが少し必要やけど」

このように、総合エースであるティボー・ピノの成績とスプリンターである自身の成績を両方とも求めることは可能だと考えている。その証拠がUAEでありユンボであると。

チームとしても、もはや29歳となり若手でもなく、今年しっかりと結果を残してチーム最大の貢献者ともいえるデマールの言葉を無視することはできないであろう。来年のツールに出場してスプリント勝利を目指したいと言う「チーム最大のエース」をむげに扱えば、どうなるか。欲しがるチームは多いであろう。

この点、ピノがもはや総合成績ではなく、ステージ優勝だけを狙うと戦略を変更すればなんの問題もない。彼ももう30歳。そして圧倒的な才能を持つ新世代の台頭や、イネオスとユンボという最強チームの存在などを考えると、いつまでもツール表彰台という夢にしがみついていられる状況ではないのではないか。

まぁ今年のリッチー・ポートみたいな例もあるけど・・・

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