UCIがレースの安全向上策を発表

UCIが本日、ロードレースの安全を向上させる方策を発表した。

レースの安全性という観点では、ちょうど昨日「ロードレースのスプリントに競輪のルールを導入?」という記事を書いた。なぜ昨日にそれを書いたのかというと、それは今日の発表に合わせたかったからである。

さて、そんなUCIの新しい方策のうち、いくつか重要なものをご紹介。

情報源:その1「UCI to introduce barrier standards as part of road safety measures in 2021」、その2「UCI announces new concussion safety protocol

UCI安全改革作の主要な点

  • UCI内部に安全を監督する専門スタッフ「セーフティーマネージャー(Safety Manager)を導入
  • レースの主催者側にも、「イベントセーフティーマネージャー(Event Safety Manager)」というスタッフを選出し、育てる義務を課す
  • 事故のデータを収集・分析する外部の専門家との協力。過去5年のワールドツアーのレースでの事故原因の分析などを行い、レースに反映させる
  • レース前数週間前にUCIと主催者がそのデータ分析専門家からの情報や新技術などを使って、レースでどのような危険が生じるかなどを評価する手続きの導入
  • 道路上の障害物を選手らに知らせる標識やその方法をより目立ちやすく、より近代的なものへ改善
  • レースに参戦する選手とのコミュニケーションの改善
  • ゴール前などで使われるバリアーにつき、その質・安全性などの規格の標準化
  • 選手の危険行為に対するルールをより厳格に(ボトル投げや下りでのポジション移動など)
  • ディスクブレーキやボトルケージなどチームバイクの装備について、各メーカーと協力してよりしっかりした監督を行う
  • サポートカーなどの車の走り方のログを記録し、危険な運転をしたドライバーへのライセンス許可の判断に活用する。またレース前にもドライバーたちとも簡単なミーティングを行い、注意点や情報を共有する。
  • モトバイク、ヘリコプターなどに対してレースの妨害をならないよう、今よりも厳格な指示を出せるようにする
  • 落車などで脳震盪を起こした選手について、その取り扱いを明確したルールを導入

また、これらの安全策とは直接関係ないかもしれないが、以前「UCIが来年から新ルール導入か。レース中のポイ捨てに時間的制裁へ」で紹介したように、補給エリア外や許可されたエリア外で走行中にゴミをポイ捨てすることに対する罰則もより厳格なものになる。

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