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ダウンヒル時の「スーパータック」ポジションが禁止へ

下り区間のあの乗り方が禁止へ

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ついにUCIが「例の乗り方」の禁止に動いた。

情報源:THE UCI IS BANNING THE ‘SUPER TUCK’

その乗り方とは近年のダウンヒル(下り区間)で大流行している通称「スーパータック(Super Tuck)」と呼ばれるポジションである。次の画像を見て欲しい。

そう、このピーター・サガンのようにトップチューブの上に座る下り専門ポジションのことだ。

UCIは昨日新しい安全施策として広範囲のルール改定案を発表した。その中に今回のスーパータック禁止が盛り込まれている。

それによると今年の4/1からスーパータックが禁止となる。

この特殊な乗り方を一躍有名にしたのは、2016年ツール・ド・フランスでのクリス・フルームと言われる。その第8ステージでフルームが披露したこの乗り方は、もはや今では下りの常識と化した。

だが当然高速での下りのこの乗り方は危険性も伴う。重心が下がるからより安全なのでは?と思わなくもないが、とっさのときに体を動かしにくい、バイクコントロールが困難になるのであろう。また空気抵抗が減るため速度があがる。だから危険度も上がる。

この乗り方の危険性についてはUCIもずっと内部で議論してきたようだ。

そして今回それが実際に4/1から導入されるようになった。

スーパータック問題以外にも、プロトン内部からボトルを外へ向けて投げるのも禁止となる。これは昨年のジロ・デ・イタリアでゲラント・トーマスが落車した事件を思い出すと納得。

さてこういった禁止行為を行った場合、選手に罰則が課される。まずは警告(指導)。しかし警告を受けたにも関わらずあえて禁止行為をした場合、それ以上の制裁が課されるもよう。最悪レースからの退場処分も言い渡される可能性もある。

その他の安全向上策としては、ゴール前スプリントでの安全性を向上させるため、フェンス(バリアー)の標準規格を策定することなどが含まれている。これについては以前記事にしたとおりである。
過去記事「UCIがレースの安全向上策を発表」

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