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カザフスタンのワールドツアーチームのアスタナ・プレミアテック(Astana-Premier Tech)は、来年からアスタナ・カザフスタン(Astana Qazaqstan)というチーム名に変更となる。現在の共同タイトルスポンサーの1つ、カナダのプレミアテック社が離脱するからだ。
関連記事:「来年からアスタナは「アスタナ・カザフスタン(Astana Qazaqstan)」へチーム名変更」
その原因は、今年のツール・ド・フランス前に現場のボスのアレクサンドル・ヴィノクロフが現場から追放となったこと。その処遇をめぐって、カザフスタン政府側とプレミアテック社の間に大きな溝ができたと言われている。
しかし、プレミアテック社はロードレースのプロチームのスポンサーをやめるつもりはなく、別チームのスポンサーになろうとしている。その交渉相手のチームには複数の名前があがっていたのだが、その1つがオーストラリアのワールドツアーチームであるバイクエクスチェンジ(BikeExchange)だ。
だがしかし、バイクエクスチェンジとプレミアテック社との交渉は合意に至らず終了となったようだ。
情報源:Team BikeExchange end negotiations with Premier Tech for 2022 sponsorship
先月にはプレミアテック社のCEOがカナダメディアのLa Presseに対して複数のワールドツアーチームと交渉をしていると明かしていたが、どうやらUCIが設定する締め切りに間に合わなかったようだ。
UCIは来年度に向けたワールドツアーチームの登録申請手続きの締め切り期限を10月15日と設定しているが、それに交渉が間に合わないという判断だ。
プレミアテック社としては、ある特定のワールドツアーチームのスポンサーになる場合は500万ユーロ(約6億5500万円)をチームに供給する準備があったようだが、そのかわりにそのチームの株式(経営支配権)をある程度求める意向のようだ。個人的な妄想だが、その株式譲渡について、それを嫌がるチーム側との交渉が複雑になり、時間がかかっていたのかもしれない。
UCIの締め切り期限は上述のとおりいったんは10/15に設定されているわけだが、実は年末に最後の締め切り期限がある。そこに間に合えばギリギリセーフとなる。過去にも1回目の締め切りには間に合わなかったり書類の不備があったりしたが、最後の締め切りには間に合ったという事例はいくつもある。
はたしてその年末の期限までに他チーム(噂ではイスラエル、クベカ・ネクストハッシュ、ラリー・サイクリング)との契約がまとまるのだろうか?
あるいは今年度内は諦めて、ときどきあるように来年にシーズン途中でのスポンサー参加という方式を取るのだろうか?
なおこれまで書いてきたように、バイクエクスチェンジが来年使うバイクがビアンキからジャイアントへ変わるとの噂がある。