レビュー
Rapha
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昨夜のパリ~ニース最終日は雨の山岳決戦となった。ただ山頂フィニッシュではなく、登って下って平坦。そのため単なる山頂フィニッシュよりもステージ優勝などの難易度が高かった。
そんな最終日に、再び大逆転の悪夢を見ることになるのかと視聴者をハラハラさせたのがプリモシュ・ログリッチ(Primož Roglič)。
なんと最後の険しい登りで、ライバルのサイモン・イエーツ(Simon Yates)から遅れてしまう。ボーナスタイムが設定されている大会だけに、サイモンがステージ優勝してそれを手に入れれば逆転される可能性すら見える展開になった。
情報源:Roglic: Van Aert is half human, half motor
そんなギリギリのログリッチを長時間アシストし続けたのがワウト・ファン・アールト(Wout van Aert)。おそらく彼がいなければログリッチは大逆転を許し、サイモン・イエーツが総合優勝していたのではないだろうか。
登った後の下り、そしてその後の平地でも、TTが圧倒的に強い2人がローテーションしても、結局サイモンをとらえきることはできなかった。もしログリッチ1人だったならば、なおさらサイモンと差が開いていただろう。
レース後にログリッチは、「実は今日はスタートの時からすでにもう疲れていた」と明らかにした。その前日のステージで見せた圧倒的な強さが嘘のようだ。前日のラストスパートは無茶していたのか?
また「寒さと雨にそなえすぎた」とも。ウェアを着すぎてて体温調節がうまくいかなかったようだ。それも寒さとは逆に体力を消耗させたことになった。
その結果、まさにファン・アールトさまさとなった結果だが、レース後にログリッチはその機関車について、
“Half human half motor. I would say that Wout can do everything.
訳「半分は人間の体やけど、もう半分はモーターが入っとるわ。ファン・アールトはほんまなんでもできるで」
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