トーン・アールツが2年間のレース禁止処分
UCIがトーン・アールツに2年間の出場停止処分
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シクロクロスのトップスター選手の一人、トーン・アールツ(Toon Aerts)が、2年間の出場停止処分となるようだ。
情報源:Toon Aerts set to receive two-year ban for positive anti-doping test
まずそもそもの発端は、今年のシクロ世界選手権の約1週間半前に、トーン・アールツから「特定物質」のレトロゾールが検出されたことだ。それについては過去記事として、次の2つの記事をまた読んでおいてもらいたい。
・【シクロクロス激震】スター選手トーン・アールツがドーピング陽性。尿サンプルからレトロゾール検出
・なぜUCIはすぐにトーン・アールツに制裁を課さないのか?ドーピングと特定物質とは?
そして今回、トーン・アールツは記者会見を開き、その場でUCIから正式な処分通告の書類がきたこと、それには2年間の出場停止処分を課すと書かれていたことなどを明らかにした。
トーン・アールツはすでにその陽性発覚後から10ヶ月間の自主的にレースへの出場をやめる謹慎生活を継続している。そして、2年間の出場停止処分でもそうした自主謹慎期間が考慮されるため、実際には2024年の2月中には停止処分期間は満了すると考えられる。
なおトーン・アールツ側はこれを「厳しすぎる処分」と主張。彼らは日常の食事の中で検出された物質を摂取してしまったと訴える。これまでも同様の主張をしていたが、まだUCIを納得させるだけの根拠を示せるような証明はできていない。