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2023世界選手権ロードレース タデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)

2023世界選、ポガチャルの激しい疲労

2023世界選手権レース後に限界がきたタデイ・ポガチャルの様子

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昨夜の2023世界選手権ではオランダの怪物マチュー・ファン・デル・プール(Mathieu van der Poel)が、まさにこれまでの彼を象徴するかのような、ある意味いつも通りの爆発的アタックで一瞬で全てを決めるパワーを見せつけて優勝。

独走状態に入ってから濡れた路面で落車し、傷を数か所負うも集中力を全く切らさず、むしろ落車してからのほうがパワフルな走りに見えるほどの執念と根性を見せ、まさに世界王者にふさわしい走りを披露した。そのレースの様子は次の感想記事でどうぞ。

2023世界選感想記事:とんでもないレース!まるでクラシックのクリテリウム!?2023世界選手権ロードレースの感想・結果・ハイライト動画

嫌になるほど連続する厳しいコーナーと、複数の激坂が繰り返される激しいサバイバルクリテリウムレースの様相となった1日だったが、マチューを追走していたのがワウト・ファン・アールト(Wout van Aert)、マッズ・ピーダースン(Mads Pedersen)、そしてタデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)。

その3名も誰もが消耗していただろうが、特に苦しそうな表情を見せていたのがポガチャルだった。それでもポガチャルは意地で残り2名にくらいつき、なんと最後にはピーダースンを僅差でかわして3位。

だがポガチャルも限界ギリギリだったようだ。ツール・ド・フランスで激闘を演じたポガチャルでもあまりないシーンがレース後に見られた。それがつぎの動画だ。

これはレース後に記者からインタビューなどを受けるミックスゾーンと呼ばれる取材エリアでの様子だ。これはポガチャルがエネルギー切れと激しい披露によって目眩と立ちくらみを覚えたようで、ミックスゾーンから連れ出されるときの動画だ。

あのポガチャルでさえこれだけ限界を迎える厳しいレースだったということ。スロベニアチームにもうちょっと強力なアシストがあと一人、二人いればまた違った結果になっていたかもしれないが、とにかく今年の世界選はグラスゴー市街地のクリテリウムコースが想像以上にヤバかったということだろう。

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piginwired
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