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2023ブエルタ・ア・エスパーニャは最後の休息日があけて、今日からいよいよ最終週に突入する。そんな今日の第16ステージは平坦ステージ。だが最大斜度15%!
⚠️9月12日(火)午後9:40〜
— J SPORTSサイクルロードレース【公式】 (@jspocycle) September 10, 2023
Cycle*2023 ブエルタ・ア・エスパーニャ 第16ステージ
【リエンクレス・プラヤ 〜 ベヘス】120.1km(平坦/山頂フィニッシュ)
解説:永井孝樹さん
実況:永田実さん
〜J SPORTSオンデマンドでLIVE配信〜https://t.co/DKU98cIFY3#LaVuelta23 #jspocycle pic.twitter.com/pOizPqS3Ko
第11ステージでも「11級山岳の平坦ステージ」が登場したが、今日の第16ステージは最大斜度15%の2級山岳の山頂フィニッシュだ。これぞブエルタ!
今日の走行距離はたったの120.5km。TTを除けば今大会最短だ。そして最後の2級山岳は次のようになっている。
登坂距離は4.8km、平均斜度8.8%。最大斜度は15%。 パンチのきいた登りで激坂決戦となるため単純なクライマーではなく、パンチ力のあるクライマーが有利だろう。
そして級山岳まで20kmとなったあたりにスプリントポイント兼ボーナスタイムポイントが設定されている。そこでの注目はやはりレムコ・エヴェネプール(Remco Evenepoel)とスーダル・クイックステップ(SoudalーQuickStep)の動きだ。というのもレムコは山岳賞ジャージを着ているが、実はポイント賞も2位。同1位のカーデン・グローブス(Kaden Groves)との差は73ポイントと大きいとはいえ、狙えなくはない。純粋な平坦ステージは第19と最終日の第21ステージのみ。
ただ圧倒的にレムコが不利である状態なのは確か。カーデン・グローブスがステージ1勝でもしてしまうとほぼ逆転は無理となる。しかし、逆にグローブスが今後ほぼポイントを稼げないという事態(ほぼありえないだろうが)になれば、レムコの逆転ポイント賞獲得が見えてくる。
またレムコについてはポイント賞以外にも山岳賞、そして総合成績をどこまで上げられるか。そのためボーナスタイムをすべて獲得しようとするかもやはり注目となる。
なお上で紹介したように今日は激坂フィニッシュのため、カーデン・グローブスの優勝はありえない。そして今日の走行距離が短いということからすると、早めに逃げを捕まえにきて、上述スプリントポイントでは、アルペシン・ドゥクーニンク、ユンボ・ヴィズマ、スーダル・クイックステップの3つを中心に集団での争いとなるかもしれない。
ユンボはたぶん最後の2級山岳ではゴール前以外はほぼ動かないだろう。明日からの山岳ステージを見据えているはず。
そこで2級山岳で飛び出したメンバーの逃げ切りが決まる可能性が高いのではないかと考えて、優勝予想はジェイコ・アルウラーのマッテオ・ソブレロ(Matteo Sobrero)。
レムコは今日は動かないと言っていたはず…。
となれば、逃げ切り濃厚……かと思いきやUAEが展開を激しくしてきて……最後はログリッチがごっつぁん勝利!
たしかにログリッチも考えた!
でも個人的にはヴィンゲゴーのほうが怪しいとも思っていて・・・