ついにアラフィリップ復活!?2024ジロ・デ・イタリア第6ステージのレビュー、結果、ハイライト動画
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下のコース紹介記事でも書いたが昨夜の2024ジロ・デ・イタリア第6ステージは、もはやモニュメントと同格といえるほどの人気を誇るストラーデ・ビアンケの未舗装区間が終盤に登場するコースだった。
なお今大会の出場選手の中でストラーデ・ビアンケ優勝経験のあるのは二人。ジュリアン・アラフィリップ(Julian Alaphilippe)とタデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)だけだ。
その白い道はメカトラが命取り。そして砂で滑り落車の危険もある。はたしてポガチャルは白い道で攻撃をしかけたのか?
目次
第6ステージのコース
こちらの記事でチェックしてほしい。
感想・ハイライト
逃げが決まらない中、アラフィリップが抜け出す!
スタートからずっとアタックの撃ち合い、逃げはまだ決まっていません、酸素酸素!
— J SPORTSサイクルロードレース【公式】 (@jspocycle) May 9, 2024
Cycle*2024 ジロ・デ・イタリア 第6ステージ
【ヴィアレッジョ 〜 ラポラーノ・テルメ】
180km(丘陵 ★★★/獲得標高1900m)#GirodItalia #jspocycle
〜J SPORTSオンデマンドLIVE配信中〜https://t.co/WI6OTqty7b pic.twitter.com/fqXik3nck7
今日はスタートしてから80kmも決定的な逃げが決まらない展開。ストラーデ・ビアンケのメカトラ的に危険なグラベルロードと激坂が後半に登場するだけに誰もが警戒し、誰もが狙いたいステージなのか。
だが、そんなもどかしい展開から飛び出した選手が数名。その中にはストラーデ・ビアンケ優勝経験のあるジュリアン・アラフィリップの姿も。
4級山岳の上り、山頂手前で3人がぬけだしました
— J SPORTSサイクルロードレース【公式】 (@jspocycle) May 9, 2024
フィオレッリ(VBF)、アラフィリップ(SOQ)、Aパレパントル(DAT)
Cycle*2024 ジロ・デ・イタリア 第6ステージ
【ヴィアレッジョ 〜 ラポラーノ・テルメ】#GirodItalia #jspocycle
〜J SPORTSオンデマンドでLIVE配信中〜https://t.co/WI6OTqty7b pic.twitter.com/p6dOH3k9DQ
ルフェーブルとアラフィリップの絆!
💥 BAM! Water given to @alafpolak1! #GirodItalia | @PatLefevere pic.twitter.com/KJxRJnLy0P
— Giro d'Italia (@giroditalia) May 9, 2024
このように今日はパトリック・ルフェーブルがじきじきにアラフィリップにボトルを渡し、期待(重圧)をかけるほど気合が入っているステージだ。両者の絆が勝利を呼ぶか!?
白い道!!
🐷「白い」
しかし結局ポガチャルはここでは動かず。昨日言っていたように安全最優先で走ったという感じか。またプロトン全体としてもこれらの未舗装区間では大きなトラブルはなかったように思われる。そしてやはり本当のストラーデ・ビアンケとは異なりここで大きな動きもなかった。
プロトン内部では多少の駆け引きはあっただろうが、今日は結局メイン集団は表向きは大きな揺さぶりはなかった。
ただ最後まで逃げていた、Jaycoのルーク・プラップ、Movistarのペラヨ・サンチェス、そしてジュリアン・アラフィリップの3人とプロトンとの差が少しずつ縮小していき、ゴールまで4kmで30秒差。
だがその3人は残り1kmまで牽制することもローテーションをしっかりと続けて逃げ切り確定。ただその時点でMovistarのサンチェスがかなりしんどそうで、ローテーションも彼だけ少ない感じだった。その状態で3人はフラムルージュを通過する。そしてルーク・プラップももう脚が残ってなさそうに見えた。
🐷「これはアラフィリップが勝つわ(確信)」
そしてゴールシーンがこちら。
#Replay 🎥 / #GirodItalia 💗
— Renaud Breban (@RenaudB31) May 9, 2024
L’échappée a résisté au retour des favoris : 🇫🇷 Julian Alaphilippe (SOQ) est battu sur la ligne par 🇪🇸 Pelayo Sanchez (MOV). pic.twitter.com/3jPpS0Mv9z
🐷「アラフィリップううううううううう」
アラフィリップは勝ちを急いでしまったか?ここしばらくなかなか勝ててなかったからか、気合が入りすぎていたのだろうか。サンチェスを先に飛び出させておけば・・・と悔やまれる2位。だが今日のアラフィリップはおそらく最も強かった。強いアラフィリップの復活と言えるだろう。優勝はできなかったが、この復活の走りにはルフェーブルも納得なのではないか。今後も期待できるからだ。
そしてペラヨ・サンチェスは最終局面でのローテーションの割合がちょっと少ない場面もあったように見えて、一番辛そうと思っていたのだが・・・ひょっとして脚を温存するための作戦だったのか?逆に辛かったが最後はド根性で頑張ったのだろうか。どちらにしろあまり目立てていなかったMovistarにとっても、まだ24歳のサンチェス本人にとってもこの勝利は大きいものとなるだろう。
レース全体のハイライト動画
結果
ステージトップ10
1 | Pelayo Sánchez | Movistar Team | 1位との差 |
2 | Julian Alaphilippe | Soudal Quick-Step | ,, |
3 | Luke Plapp | Team Jayco AlUla | 0:01 |
4 | Andrea Piccolo | EF Education – EasyPost | 0:24 |
5 | Jhonatan Narváez | INEOS Grenadiers | 0:29 |
6 | Luka Mezgec | Team Jayco AlUla | ,, |
7 | Quinten Hermans | Alpecin – Deceuninck | ,, |
8 | Nick Schultz | Israel – Premier Tech | ,, |
9 | Felipe martínez Daniel | BORA – hansgrohe | ,, |
10 | Alexey Lutsenko | Astana Qazaqstan Team | ,, |
総合トップ10
1 | Tadej Pogačar | UAE Team Emirates | 1位との差 |
2 | Geraint Thomas | INEOS Grenadiers | 0:46 |
3 | Felipe martínez Daniel | BORA – hansgrohe | 0:47 |
4 | Cian Uijtdebroeks | Team Visma | Lease a Bike | 0:55 |
5 | Einer Rubio | Movistar Team | 0:56 |
6 | Lorenzo Fortunato | Astana Qazaqstan Team | 1:07 |
7 | Pedro lópez Juan | Lidl – Trek | 1:11 |
8 | Jan Hirt | Soudal Quick-Step | 1:13 |
9 | Alexey Lutsenko | Astana Qazaqstan Team | 1:26 |
10 | Esteban Chaves | EF Education – EasyPost | ,, |
各賞1位
総合1位 | Tadej Pogačar(UAE-TeamEmirates) |
---|---|
ポイント賞1位 | Jonathan Milan(Lidl-Trek) |
山岳賞1位 | Tadej Pogačar(UAE-TeamEmirates) |
新人賞1位 | Cian Uijtdebroeks(Team Visma | Lease a Bike) |
昨日の予想ドンピシャかと思ったのですが無念…
??「ルル、お前向きのステージは第9・第12・第19ステージの残り3つだ。そのどれかで勝たない限り来シーズンの契約は無いと思え。」
ジュリアンはほんと惜しかったブヒね。
??「また第9、第12、第19は俺がボトルをわたすぞー」