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Rapha




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チーム・ヴィズマ・リースアバイクの23歳のオランダ人トップスプリンターのオラフ・コーイ(Olav Kooij)が、デカトロンAG2Rへ移籍か
Team Visma | Lease a Bikeのティシュ・ベノートにDecathlon AG2R La Mondialeへの移籍の噂が少し前から流れているが、おなじくTeam Vismaのトップスプリンターであるオラフ・コーイについてもDecathlon AG2Rへ移籍するかもしれないと報道されている。
情報源:Olav Kooij kan miljoenencontract tekenen bij Decathlon AG2R La Mondiale
オラフ・コーイは2021年途中から当時のJumbo-Vismaと契約してプロデビュー。その前までは同チームの育成チームで走っていて、いわば叩き上げの選手で現在まだ23歳のオランダ人。Team Vismaとの契約は今年いっぱいだ。
これまでプロとして数多くの勝利を挙げてきたが、やはり昨年のジロ・デ・イタリアでのステージ優勝が最も輝かしい栄光だろう。今年は3勝し、またクールネ~ブリュッセル~クルネでは惜しくも2位というのもあった。
報道によれば、おなじくコーイを獲得しようとしていたライバルチームの関係者が言うには、「コーイはデカトロンと3年契約でほぼ決まり」とのことで、そのチームはすでに交渉から撤退したようだ。
コーイはツール・ド・フランスデビューはまだ果たせておらず、本人もツールに出場したいと思っている。しかし当然だがヴィズマには絶対的エースのヨナス・ヴィンゲゴーがいて彼の総合優勝こそが至上命題。そこにコーイの居場所が作られる可能性はかなり低く、それはコーイも理解している。そこでツール出場を叶えるためには移籍しかない。
Decathlon AG2R La Mondialeにはエーススプリンターとして34歳のアイルランド人のサム・ベネットがいるが、まだ今年はワールドツアーでの勝利がない(それ以下のカテゴリーでは4勝。ポイント賞獲得などは除く)ままで、契約は今年いっぱいまでだ。
もしDecathlon AG2Rが彼に不満があってオラフ・コーイを獲得するならばチームからお払い箱となる可能性が高い。上述のようにコーイもツール・ド・フランス出場を熱望しているため、そのライバルとなるサム・ベネットの存在は契約交渉に不利だったはずだろう。ただし、サム・ベネットがツールでコーイの発射台として走る、または、そもそもツールには出ないならばその障害は取り除かれるわけで、そのあたりコーイとチーム側との間でどのような話になっているのだろうか。