Lidl-Trekが完璧な走り!2026ツール・ド・フランス第4ステージは大逃げからマッズ・ピーダスンがスプリント勝利!マイヨ・ジョーヌはタデイ・ポガチャルからトースタイン・トレーエンへ

2026ツール・ド・フランス第4ステージは大集団の大逃げからLidl-Trekが完璧なチーム力をみせ、最後はマッズ・ピーダスンがステージ優勝。マイヨ・ジョーヌはタデイ・ポガチャルからトースタイン・トレーエンへ

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予想どおりの大逃げ

第4ステージのプレビュー記事「今日こそ逃げ切り?2026ツール第4ステージのプレビュー、コース紹介、優勝予想」で予想した通り、今日もスタート直後から逃げを狙う動き活発に。そしてプロトンはすぐに逃げを容認。その結果、30名以上という大きな逃げ集団が形成された。

その中には、中間スプリントを狙うヤスペル・フィリプセン、マッズ・ピーダスン、ビニアム・ギルマイをはじめ、クイン・シモンズなどの逃げのスペシャリスト、それにロマン・グレゴワールなども含まれ実に多彩な顔ぶれの逃げとなった。

面白いのは昨日山岳賞ジャージを失いその奪還を狙うCaja Rural-Seguros RGAのアレックス・モレナールも逃げに入ったこと。しかし山岳賞ジャージを着るEF Education-EasyPostのアレックス・ボーダンのため(そしてステージ優勝のため)にチームメイトのミカエル・ヴァルグレンとショーン・クインが逃げに入る。

中間スプリントでのポイント賞争いもそうだが山岳賞争いも熱い。

山岳賞争いのモレナール vs チームEFのバトルの様子がこちら。

そして、ギルマイ、フィリプセン、ピーダスンの中間スプリントポイントの争いがこの動画。

https://twitter.com/LeTour/status/2074488810230993396

さて、この逃げの中で最も総合成績が上位だったのがUno-X Mobilityのトースタイン・トレーエンで総合24位(ポガチャルから5分6秒遅れ)だったが、UAE Team Emirates – XRGが支配するプロトンは残り70kmとなったところで逃げ集団とは7分以上のタイム差を容認。今日は無事に(?)逃げきり確定である。

その結果、プロトンの動き次第ではトースタイン・トレーエンがマイヨ・ジョーヌをタデイ・ポガチャルから奪う可能性が出てくる。もちろんUAEとしては彼にマイヨ・ジョーヌを奪われても何も困らないので、慌てて追走する必要は全くない。

そして残り50kmとなった時点で先頭はこの3名。Cofidisのアレックス・キルシュ、Red Bull-BORA-hansgroheのヤン・トラトニク、そしてLidl-Trekのマティアス・ヴァチェク。それを追う追走集団も28名という多さだった。

その3名が残り40kmで追走集団に吸収されると、そこからEF Education-EasyPostのミカエル・ヴァルグレンがショーン・クインのために登りでペースアップを図る。ショーン・クインは上で述べたトースタイン・トレーエンの次に総合順位が高い。そこで、トレーエンをふるい落とすことができればショーン・クインがマイヨ・ジョーヌを着られるのだ。

残り20kmになるとこの10名が先頭集団に。このうちLidl-Trekがマッズ・ピーダスン、マティアス・ヴァチェク、クイン・シモンズの3名で最多。次にMovistarがパブロ・カストリーリョとラウル・ガルシアの2名。Lidl-Trekはピーダスンで勝利を狙う構えだろう。

またこの中にNetcompany INEOSの選手で、本来なら総合上位を狙える選手だったケヴィン・ヴォークランがいるが、すでに総合首位から21分以上遅れているためステージ優勝しても総合首位には立てない。

ゴール直前がゆるい登り基調であることを差し引いても、普通に考えるとこのMovistar2名や他の選手はピーダスンのスプリント力には叶わない(そもそも登りスプリントはピーダスンの得意分野)ので、どこかで飛び出したいところだが、それは当然Lidl-Trekの選手がチェックするだろう。

そして実際にゴールが近づくにつれMovistarの2名が断続的にかつ交互にアタックをしかけるも、全てのアタックをシモンズとヴァチェックがつぶす。

Uno-X Mobilityのジェネラルマネージャーのトル・フースホフトも、トースタイン・トレーエンがマイヨ・ジョーヌをとれるか心配そうに見守る。

逃げの10名はLidl-Trekが完璧な体勢のままゴール前へ。

ゴール直前の最終コーナーを後方からあがってきたケヴィン・ヴォークランが先頭で突っ込む!

ピーダスン加速!

ピーダスン圧勝!

他を全く寄せ付けないさすがのスプリント力だった。先に飛び出したヴォークランは全くピーダスンの加速についていけず、一瞬で離されたのが衝撃的だった。これぞスプリンターの力。

そしてとにかく今日はLidl-Trekのチーム力と作戦が見事だった。特に最後まで残ったクイン・シモンズとマティアス・ヴァチェクの有能さが光った1日だった。完璧にピーダスンを守りきった。

🐷「ほんまクイン・シモンズとマティアス・ヴァチェクはええ選手やで」

ピーダスンはこの日の中間スプリントで1位はとれなかったが、ステージ優勝したことで大きくポイントを稼ぐことに成功し、一気にポイント賞争いでトップに躍り出た。

そしてもちろんマイヨ・ジョーヌはUno-X Mobilityのトースタイン・トレーエンだ。

結果

ステージトップ10

順位選手名チーム名タイム差
1Mads PedersenLidl – Trek
2Quinn SimmonsLidl – Trek,,
3Raúl García PiernaMovistar Team,,
4Marco FrigoNSN Cycling Team,,
5Ramses DebruyneAlpecin – Premier Tech,,
6Kévin VauquelinNetcompany INEOS,,
7Sean QuinnEF Education – EasyPost,,
8Torstein TræenUno-X Mobility,,
9Mathias VacekMovistar Team,,
10Pablo CastrilloLidl – Trek,,

総合トップ10

順位選手名チーム名タイム差
1Torstein TræenUno-X Mobility
2Sean QuinnEF Education – EasyPost,,
3Mathias VacekLidl – Trek3:50
4Tadej PogačarUAE Team Emirates – XRG7:53
5Jonas VingegaardTeam Visma | Lease a Bike,,
6Remco EvenepoelAlpecin – Premier Tech8:06
7Ramses DebruyneRed Bull – BORA – hansgrohe8:16
8Isaac del ToroUAE Team Emirates – XRG8:17
9Juan AyusoLidl – Trek8:20
10Paul SeixasDecathlon CMA CGM Team8:41

各賞1位

ポイント賞Mads Pedersen(Lidl – Trek)
山岳賞Alex Baudin(EF Education – EasyPost)
新人賞Mathias Vacek(Lidl – Trek)

第4ステージのハイライト動画

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