4名の逃げ切り!2026ツール・ド・フランス第9ステージはマチュー・ファン・デル・プールが逃げきりからのスプリントを制して勝利。そのレビュー、結果、ハイライト動画

2026ツール・ド・フランス第9ステージはマチュー・ファン・デル・プールが4人のスプリントを制してステージ優勝

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2026ツール・ド・フランス第9ステージは暑さのためスタートからの約30kmが省略され開催された。そのコースプロフィールは次のように細かなアップダウンだらけというものだった。

プレビュー記事「今日30km短縮。2026ツール・ド・フランス第9ステージのコース、プレビュー、優勝予想」では、

🐷の予想では総合勢は動かないと考える

そして、

このように今日はLidl-Trekが全てを狙いにくると予想。ピーダスンでステージ優勝、その最終アシストにヴァチェックという形が基本となるか。その逆もあり得るかもしれない。ピーダスンが囮になり、ヴェチェック?

このように書いたわけだが、実際は全く異なる展開になってしまった。

第9ステージのレビュー

さて、スタートしてすぐの登り途中にある中間スプリントの動画がこちら。

やはり予想通りにマッズ・ピーダスンが積極的に取りに来て1位通過。🐷の予想ではここからマッズ・ピーダスン&Lidl-Trek勢が積極的にステージ優勝狙いのスイッチをオンにすると思っていたのだが、全然そんなことはなかった。

この中間スプリント後から逃げのアタック合戦が激化する。フィリッポ・ガンナ、ジュリアン・アラフィリップ、マチュー・ファン・デル・プールなどなど有力選手が逃げに参加する。しかしどれもなかなか決まらない。

そんなこんなで逃げらしい逃げが決まったと言えたのは、中間スプリントからおよそ70kmほど走ったあたりだろうか。

その逃げは次のような超強力な8人だった。

  1. トム・ピドコック
  2. トビアス・ヨハンネセン
  3. マチュー・ファン・デル・プール
  4. デレク・ジー
  5. クイン・シモンズ
  6. レナルト・ファン・イートヴェルト
  7. パブロ・カストリーリョ
  8. アレックス・ボーダン

この中で最も総合成績が良いのがトビアス・ヨハンネセンで9分42秒遅れの13位、次がトム・ピドコックで4分50秒遅れで15位。

総合上位をまだ狙える可能性が残っているこの2名が逃げたからか、その他有力勢を多く含む40名ほどの追走集団はUAE Team Emirates – XRGが先頭となって1分強のタイム差しか許さず逃げを追う。その追走集団の後方にはすでに落ちていった60名ほどの大きな集団。さらにそれから遅れて最後尾のグルペットはティム・メルリールたちの30名ほどの集団。

🐷は今日は大逃げを決まると予想していたのだが、全く異なる展開になってしまった。ただLidl-Trekが狙いにくるという限りにおいては、逃げに2名を送り込んでいるので当たっていたか。

4級山岳Mont Bessouに入る手前で逃げはポガチャルたちの追走集団から30秒差に迫られる。それを避けたいマチュー・ファン・デル・プールが登りの入口からアタック。それにピドコック、ヨハンネセン、ボーダンが反応する。

その後の下りでピドコックがメカトラ。

ピドコック「ファ◯キン!ス◯ム!」

ピドコックはこのように下りながら脚でSRAM Redのリアディレイラーをガンガン蹴って直そうとする。これで直ったのか?すぐにピドコックはマチューたちに合流することに成功する。

SRAM、蹴ればなおる。

この逃げの4名は下り基調の終盤をローテーションしながら高速走行を続け、残り4kmで38秒差!

ただこのまま逃げがゴールまでいけば、勝つのはマチュー・ファン・デル・プールのはず。最もスプリント力があるからだ。

追走集団はLidl-TrekとNetcompany INEOSが先頭を牽引するも、時すでにお寿司。

残り1kmを切り、ついに逃げ切り確定!

後方からはマッズ・ピーダスンたちが加速してきている中、4人はスプリントバトルをスタート。その結末は次の動画でどうぞ。

マチュウウウウウウウウッ!

やはりマチュー以外の3人はどこかで彼に対して連続的に個々に波状攻撃をしかけるしかなかったが、それをしていたら追走集団に最後の最後で捕まっていた可能性もあったか。仮にではあるが、ここにマッズ・ピーダスンが混ざっていればまた別の結末があったかもしれない。

Lidl-Trekはこれで良かったのか?

以上のような結果となったわけだが、個人的にLidl-Trekの作戦はあれで良かったのか?と疑問に思った。

クイン・シモンズとデレク・ジーを逃げに乗せたのは正しかったと思うが、マチュー・ファン・デル・プールが逃げにいた以上、その2名をもっと早いタイミングで後方に下がらせ、ピーダスンのためのアシストを充実させても良かったのではないだろうか。そうすれば逃げきりを許すことはなかったかもしれない。

ただLidl-Trekのアシストを充実させると、他チームがLidl-Trek任せにして協調しなくなってLidl-Trekにデメリットが増えるなど、そうした駆け引きや面倒も増えそうか。

結果

ステージトップ10

順位選手名チーム名タイム差
1Mathieu van der PoelAlpecin – Premier Tech
2Tobias Halland JohannessenUno-X Mobility,,
3Tom PidcockPinarello Q36.5 Pro Cycling Team,,
4Alex BaudinEF Education – EasyPost,,
5Filippo GannaNetcompany INEOS0:06
6Mads PedersenLidl – Trek,,
7Michael MatthewsTeam Jayco AlUla,,
8Jordan JegatTotalEnergies,,
9Nicolas BreuillardTotalEnergies,,
10Sean QuinnEF Education – EasyPost,,

総合トップ10

順位選手名チーム名タイム差
1Tadej PogačarUAE Team Emirates – XRG
2Jonas VingegaardTeam Visma | Lease a Bike2:42
3Isaac del ToroUAE Team Emirates – XRG3:27
4Remco EvenepoelRed Bull – BORA – hansgrohe3:30
5Juan AyusoLidl – Trek3:34
6Paul SeixasDecathlon CMA CGM Team3:55
7Florian LipowitzRed Bull – BORA – hansgrohe4:00
8Lenny MartinezBahrain – Victorious4:21
9Egan BernalLidl – Trek4:57
10Mattias SkjelmoseNetcompany INEOS9:12

各賞1位

ポイント賞Mads Pedersen(Lidl – Trek)
山岳賞Tadej Pogačar(UAE Team Emirates – XRG)
新人賞Isaac del Toro(UAE Team Emirates – XRG)

第9ステージのハイライト動画

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