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自転車産業の4月の売上は史上最高。NPDの米国市場の調査結果

米国自転車産業の小売市場の4月度売上データ

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世界的な市場調査会社のNPD Groupが、米国の自転車業界の4月の小売市場調査結果を発表した。結果、4月は単月として史上初の10億ドル(約1070億円)突破となった。前年度の同月と比べて75%の増加である。

詳しいデータは↓のリンク先でどうぞ。

NPD公式:Cycling Industry Sales Growth Accelerates in April, Up 75%, Generating an Unprecedented $1 Billion for the Month, According to NPD

NPDによれば、米国市場では例年、4月の売上が総計5億5000万ドル~5億7500万ドルの間ぐらいになる。しかし、今年は一気に10億ドル突破である。

上記NPD公式ページには2019年1月~4月までと2020年1月~4月までを同月ごとに対比させたグラフが掲載されている。

米国、自転車産業の4月度売上データ。2019年4月度との比較。
上記NPD公式ページより



そのグラフのカテゴリーごとの項目は英語なので、簡単に説明しておくと、

  • Traditional:電動ではない普通の自転車
  • Transit/Fitness:大人用で、ママチャリ的な自転車ではないタイプ。クロスバイクやロードバイクなど含む
  • Lifestyle/leisure:200ドル(約2万1400円)以下の自転車。子供用自転車を除く
  • Stationary:ジムなどにあるような固定されているバイク。スピンバイク



そして、グラフ中のオレンジ色の線が、2019年4月と2020年4月を比べたグラフとなっている。

全てのカテゴリーで、オレンジ色の線がググっと伸びているとわかる。つまり全てのカテゴリーで前年度同期よりも売上が伸びているということ。

特に、注目されるのが以下の3つのカテゴリーの伸びである。それぞれ前年の4月と比べて、

  • Front Suspention Mtn(ハードテイルMTB):150%以上の伸び
  • Lifestyle/leisure:200%以上の伸び
  • Stationary:270%の伸び

特に、自宅で汗を流せるStationary(固定バイク)の需要が大きかったことがわかる。

またハードテイルMTBの売上の伸びは、米国の道路事情、体のサイズ(体格)の大きさ、ロードバイクと違いMTBは頑丈なイメージ、乗りやすさ、服装なども含めた気軽さ・・・などなどを考えると、「そらそうやな」と納得か。

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piginwired
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