【圧勝!】2021ツール・ド・スイス第3ステージの結果。
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先ほど終わったツール・ド・スイス2021第3ステージの結果と簡単に。今日の最大の見どころは、ラスト10kmからのイヴァン・ガルシアの独走とプロトンの追撃ゲーム。
残り20kmあたりでアラフィリップがなぜかアタックしてプロトンから先行していたが、無事に(?)吸収され、プロトンは1つにまとまる。その後ラスト12kmあたりでプロトンから10名ほどの選手が飛び出してグループを作るが、さらにそこからモビ☆スタのイヴァン・ガルシア・コルティナ(Iván García Cortina)が1人で飛び出す。ここから、ガルシアvsプロトンの駆け引きが始まった。
気になる今日のゴール前だがこのようになっている。
ご覧のとおり今日のステージはゴール前の登りスプリントになる予定。もちろん優勝候補はマチュー・ファン・デル・プール、ジュリアン・アラフィリップ、そしてマイケル・マシューズたちだ。
プロトンはイヴァン・ガルシアを早めに捕まえてしまうとまたそこから誰か飛び出したり、どっかのチームがおかしな動きをするかもしれないので、あえてガルシアを泳がせる。しかしかといって、ステージ優勝を狙うチームは最後にトレインで力を発揮したいので、できるだけ追走のパワーは節約したい。そこで、プロトン内部でチームレベルでの牽制が起こる可能性がある。そうなるとガルシアに「ひょっとしたら・・・」という奇跡が起こり得る。
そんなこんなでガルシアが順調に泳ぎ続け、プロトンとのタイム差十数秒で残り3kmを切ってしまう。普通ならプロトンが圧倒的に有利なわけだが、プロトンにとってガルシアの強さが予想外(?)だったのか、残り距離が少なくなっていくなか慌てたように(見えた)、バイク・エクスチェンジ、アルペシン・フェニックス、そしてDeceuninck-QuickStepがガチ引き。
そんなプロトンの焦りが功を奏し、ついにフラムルージュを過ぎたところでガルシアは捕まってしまう。イヴァン!無念!!
そしてここから登りスプリントが始まる。その結末は次の動画でどうぞ。
A vitória de @mathieuvdpoel na etapa três do @tds #Tds #tds2021 #ciclismonaespn pic.twitter.com/HJPGikE3Ga
— País do Ciclismo (@DoCiclismo) June 8, 2021
マチュー圧勝!強すぎィ!
ライバルらを全く寄せ付けず完勝。アラフィリップたちは完全にスプリントのタイミングを間違ったか?それともマチューのパワーが圧倒的すぎたか。
明日の第4ステージのコースはこうなっている。
終盤に標高1200超えの山が登場。そこでアタックがかかるとマチューにはちょっと厳しいように思われる。一方でアラフィリップは十分対応できると思う。
つまり、その山でマチューらを蹴落とすべくいくつかのチームが動くはず。また総合系の選手らがライバルの様子を見るためにジャブを繰り出すかも。
そしてゴール前がちょっとした登りになっていることを考えれば、やはり明日の優勝候補はジュリアン・アラフィリップか。