疑心暗鬼？2021ブエルタ第11ステージのコースについて

昨夜の第10ステージは1日を通して平坦基調、しかし最後にゴール前約20kmから2級山岳が1つだけ登場するというコース設定だった。総合勢は動かないのではと思っていたが、その2級山岳でまさかのログリッチが不意打ちアタック。そして下りで自滅。

そんな昨日に続き今日の第11ステージも、公式に設定された山岳は2級山岳が1つだけで、それがゴール前に登場する丘陵ステージだ。

Antequera～Valdepeñas de Jaén

全長は133,6 kmと短め。ただし昨日のよりも全体的にアップダウンが激しい。それでも山岳は2級山岳が1つだけという設定。このへんがブエルタらしい？

その2級山岳は登坂距離が8.8km、平均斜度が5％とこれまた総合勢やクライマーにとってはさほど難易度の高い山ではない。昨日の2級山岳のほうが距離そのものは長い。平均斜度はだいたい同じぐらい。そしてゴール前に1つ設定されているという状況も昨日と同じ。

そんな2級で昨日はログリッチが動いたわけだ。ならば今日もログリッチが？あるいは他の誰かが？と考えてしまう。

おそらく昨日のログリッチのアタックをふまえて今日はみんなもっと神経質に、疑心暗鬼の状態でその2級山岳を走るのではないか。その結果、膠着状態のままで終わるのか、それともそんな状況を逆手にとって誰かがアタックをしかけるのか。昨日以上に駆け引きが激しくなるステージとなるか？