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ツール・ド・フランスを何度優勝しても、ジロ・デ・イタリアとその後のツールを同年度に連続で制する「ダブル」のほうが価値が高い??
ジロ・デ・イタリアのディレクターのマウロ・ヴェーニ(Mauro Vegni)が、そんな内容のことを話し、若きスーパースターのタデイ・ポガチャルに「だからジロに参戦してネ(はぁと)」と熱いラブコール。
情報源:Mauro Vegni
先日のジロ・デ・イタリアのイベントに出席したマウロ・ヴェーニは次のように述べたようだ。
“I don’t think winning the Tour de France three or four times makes much of a difference to a rider’s career. When you win it once, you’ve proved you’re a great rider and there’s little else to prove,”
訳「ツール・ド・フランスを3回・4回と続けて制しても、選手のキャリアとしては初優勝ほどのインパクトはないやろ。初優勝は偉大な選手の証明となるけど、もうその最初の優勝だけで十分やろ」
さすがマウロ・ヴェーニ。誰も言えないことをサラっといいのける。そこにシビれ(ry
そして、1998年のマルコ・パンターニを最後として途絶えている「同一年度のジロ+ツールのダブル総合優勝(通称ダブル)」はツールを三連覇するよりも歴史的な価値が高いとアピール。ツールの王、タデイ・ポガチャルというスーパースターのジロ参戦を熱く希望する。
ポガチャル自身も「いつかはジロ」という考えのようだが、仮に来年のツールで三連覇を実現した場合は、ブエルタに参戦する可能性のほうが高いと思われているようだ。
乱暴に言えば「ツールは初回の優勝で十分」みたいなことを言われたポガチャルとしては、「はぁ?何言ってくれてんの」と感じるかもしれない。今回の発言内容がポガチャルのジロへ心象を悪くしないといいが、さてどうだろう。
ただファンとすれば、アルベルト・コンタドールやクリス・フルームですらなしとげられなかった「同一年度のジロとツールのダブル」が歴史に再び現れる瞬間を見てみたい。そしてそれが可能なのはやはり身体的に回復力も高く、そして精神的にも勢いに乗ればとんでもないことをやってのける若い選手だろう。
フルームが5勝目にこだわっているあたり、ぶっちゃけ業界的にはそういう考えがあるかもしれないですね。
ダブルツールでなくても、トリプルクラウンとかやってもらっても全然いいですけどね(上から目線)
なんならトリプルツールもやってもらってもかまわなくてよ?(超上から目線)