Newsletter Subscribe
Enter your email address below and subscribe to our newsletter
Enter your email address below and subscribe to our newsletter
昨夜のブエルタ・ア・エスパーニャ第8ステージは、なんといっても最大斜度22%が登場する1級山岳のショレト・デ・カティが最大の勝負どころ。ただし山頂フィニッシュではなく、そこから下ってからのちょっとした登りスプリントでゴールとなる。
そして予想通りにその登りでユンボ・ヴィズマが総攻撃をしかけてきた。
目次
いつもどおりこちらの記事で。優勝予想とともに。
現地映像届きました👏
— J SPORTSサイクルロードレース【公式】 (@jspocycle) September 2, 2023
残り距離93.9km、先頭30人、5分23秒差
トーマス・デヘント(LTD)が単独先頭、追走29人
メイン集団はユンボ、エフデジが牽引中
Cycle*2023 ブエルタ・ア・エスパーニャ 第8ステージ
【デニア 〜 ショレト・デ・カティ】165km(山岳)
〜YouTube配信〜https://t.co/cmpeJsWbTV pic.twitter.com/mhyMhrpV3g
予想通り?に今日は大きな逃げ集団が形成される。しかもカルーゾ、デ・ヘント、カストロビエホ、クロン、バルデ、ルイ・コスタなど有力選手ばかり。逃げ切りなるか?
Etapa 8⃣ Stage | 🏁 – 85 km
— La Vuelta (@lavuelta) September 2, 2023
🚴♂️ 🇧🇪 @DeGendtThomas – @lotto_dstny
⏱️ + 57"
🚴♂️🚴♂️ Fuga | Breakaway
⏱️ + 4:23"
❤️🚴♂️🚴♂️🚴♂️ Pelotón
#LaVuelta23 pic.twitter.com/rvW6KL6bSi
途中でデ・ヘントがこのように一人逃げを決めるが、これもやがて吸収される。
今日は逃げ集団の選手同士でもまるでワンデイレースのように駆け引きが連続し、協調するというよりは逃げの中でワンデイレースが行われているという感じでレースが進む。
そして逃げも2つに分裂して数名の第1集団が第2集団から逃げ続ける。しかし第2集団もやはり第1集団へ合流しようとする動きが発生する。
一方メイン集団も決して逃げを自由にさせる気はなく、マイヨ・ロホのレニー・マルティネス(Lenny Martinez)擁するグルパマ、そしてなんといってもユンボ・ヴィズマの2チームがメイン集団を強力に牽引。最後の1級山岳に備えて逃げとのタイム差を3分、2分、そして1分台へと縮小させていく。
今日最後の勝負どころ最大斜度22%の1級山岳ショレト・デ・カティ。そこに最初に突入したのが上の4名。そしてメイン集団もこの1級に向けてユンボ勢の牽引により一気にタイム差を40秒以内に縮めて1級に突入。
さて激坂のスタートだが、ここでちょっと意外な展開。なんとユンボの前にスーダル・クイックステップ(SoudalーQuickStep)が出てペースを上げていく。
今日のレムコの調子がいいのか!?やれんのか!?やれんのか!
このスーダルの牽きが終わると、すぐにレムコ vs ユンボ3名という構図に!レムコ絶対絶命か!
セップ・クスキタ━━━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━━━!!!
残り5kmでユンボの真のエースか!?と噂されるクスがアタック!これはもう決まりか?
レムコ「まだだ!まだ終わらんよ!」
とばかりに、レムコがわりと余裕でクスに追いついてくる。クスがペースダウンしたのか、レムコがペースアップsいているのか?
そしてここからレムコ劇場がスタート!レムコはユンボ3名、そしてエンリク・マスやフアン・アユソーたちに一切前を譲ることなくずっと一人でこの集団の先頭を支配。
レムコは最後まで先頭で引き続けるが、結局この集団はバラけることなく山頂を通過しゴールへ。そしてゴール前の争いは次の動画を。
ダウンヒルはエヴェネプールが先頭で下りラスト1km!
— J SPORTSサイクルロードレース【公式】 (@jspocycle) September 2, 2023
ログリッチがまくりエヴェネプールは2位、アユソ、マス
クスが総合首位へ
Cycle*2023 ブエルタ・ア・エスパーニャ 第8ステージ
【デニア 〜 ショレト・デ・カティ】165km(山岳)
〜YouTube配信〜https://t.co/cmpeJsWbTV#LaVuelta23 #jspocycle pic.twitter.com/obU6FbmEPj
🐷「まぁそうなるわな」
確かに勝ったのはログリッチだが、レムコはユンボ3人の包囲網にあったわけで、そう考えると実質的に勝ったのはレムコなのではないだろうか。
そしてユンボは今日どういう予定だったのだろうか。レムコが想像以上のハイペースで激坂を登ってしまったため今回以上の攻撃をユンボはできなかったのか、それともあえてクスの動き以上のことはしなかったのか。どっちだろう。
山頂フィニッシュでもなく、まだ第1週目、そして休息日あけは個人TTということであえて無駄に体力は消耗しない方針で、ステージ優勝だけを確実に狙い、そしてボーナスタイムを少し貯める。ユンボはそんな堅実な作戦だったのかもしれない。
さてとにかくこれでセップ・クスがマイヨ・ロホを獲得することとなった。クスがやはりユンボの第1エースなのか?
1 | Primož Roglič | Jumbo-Visma | 1位との差 |
2 | Remco Evenepoel | Soudal – Quick Step | ,, |
3 | Juan Ayuso | UAE Team Emirates | ,, |
4 | Enric Mas | Movistar Team | 0:02 |
5 | Jonas Vingegaard | Jumbo-Visma | ,, |
6 | João Almeida | UAE Team Emirates | ,, |
7 | Sepp Kuss | Jumbo-Visma | ,, |
8 | Marc Soler | UAE Team Emirates | ,, |
9 | Wout Poels | Bahrain – Victorious | 0:34 |
10 | Aleksandr Vlasov | BORA – hansgrohe | 0:39 |
1 | Sepp Kuss | Jumbo-Visma | 1位との差 |
2 | Marc Soler | UAE Team Emirates | 0:43 |
3 | Lenny Martinez | Groupama – FDJ | 1:00 |
4 | Wout Poels | Bahrain – Victorious | 2:05 |
5 | Mikel Landa | Bahrain – Victorious | 2:29 |
6 | Remco Evenepoel | Soudal – Quick Step | 2:31 |
7 | Primož Roglič | Jumbo-Visma | 2:38 |
8 | Jonas Vingegaard | Jumbo-Visma | 2:42 |
9 | Enric Mas | Movistar Team | ,, |
10 | Juan Ayuso | UAE Team Emirates | 2:52 |
マイヨ・ロホ(総合首位) | Sepp Kuss | Jumbo-Visma |
マイヨ・ベルデ(ポイント賞) | Kaden Groves | Alpecin-Deceuninck |
マイヨ・ルナレス・アスーレス(山岳賞) | Eduardo Sepúlveda | Lotto-Dstny |
マイヨ・ブランコ(新人賞) | Lenny Martinez | GroupamaーFDJ |
うーむ、アレだけ集団をコントロールした割にはユンボにとっては微妙に中途半端な結果に…。ダブルどころかトリプルエース体制の弊害がちょっと出てしまったか…?(最後早々集団牽引できるアシストがいなくなってしまった)
しかし、何気にアユソが不気味なんだよなぁ…。ムラっ気はありますが、ハマった時の爆発力はロマンディとスイスで証明済みですからね。
昨日のユンボはちょっとよくわかんない感じだったブヒね。それだけレムコが強かったのかもしれないけど。
あと個人的にも「アユソーは予想以上にがんばってるやん!」という印象。まずは今日どれだけ耐えられるか、そして次の個人TTでどこまで食い下がれるかが鍵になるブヒね