XDS AstanaがArkéa–B&B Hotelsのクリスティアン・ロドリゲスと契約

さきほどの記事「【追記あり】消滅へ秒読み。ワールドチームArkéa–B&B Hotelsが来年のライセンスを申請せず」で紹介したようにフランスのワールドチームの1つArkéa–B&B Hotelsが今シーズン限りで消滅ということになった。選手だけで52名が移籍市場に放り出されることとなる。

そんな状況だが、ワールドチーム降格という危機を回避することに成功し、同時に来年からのシーズンに向けてチーム革新を進めるXDS Astanaが、Arkéa–B&B Hotelsで走るクリスティアン・ロドリゲス （Cristian Rodríguez）と契約したことが発表された。

契約は1年で2026年いっぱいまで。

クリスティアン・ロドリゲスは30歳のスペイン人クライマーで、今年はツール・ド・フランスにも出場し完走を果たし、総合成績は20位というわりと上位で終えている実力者で、Arkéa–B&B Hotelsで走る前はTotalEnergiesやCaja Rural-Seguros RGAで走っていた。

今年はMercan’Tour Classic Alpes-Maritimesで優勝したり、複数のレースで2位あるいはトップ10フィニッシュするなど好成績を収めている。

2026年のXDS Astanaの選手は現時点でこれといったグランツールでの有力総合エースは存在していないので、来年のグランツールでもステージ優勝を狙うことが中心となる可能性が高いが、このロドリゲスがひょっとしたらグランツールでUCIポイント獲得のために安定した成績を求められるようなエースになるかもしれない。