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アブラハムセンが椎間板ヘルニアを抱え戦っていたことを告白。Uno-Xと2030年まで契約延長
ヨナス・アブラハムセンが、2026年シーズンの大半を椎間板ヘルニアに苦しみながら走っていたことを明かした。睡眠の乱れや左脚の出力低下に悩まされ、痛みが解消した9月初めになってようやく不調の影響を実感したという。
情報源:Abrahamsen reveals he raced most of 2026 with a prolapsed disc as he commits to Uno-X until 2030
また同時にUno-X Mobilityとの契約が従来の2028年までから2030年まで延長となったことが発表された。長年所属してきたチームでキャリアを続けながら、2027年はトレーニングを見直し、クラシックでの巻き返しを目指す。
情報源記事のインタビューによると、アブラハムセンは背中の痛みで十分に眠れず回復にも苦労していたようだ。症状が落ち着いてから力が戻ったことで、1月から9月初めまでエネルギー不足を感じていた理由が理解できたという。
影響はパワーデータにも表れていたと言う。もともとは左脚のほうが強かったが、その左脚の出力が2〜3%低下。現在は右脚の出力が左脚を約3%上回っていると説明している。ヘルニアの症状が左側にあったことから、本人は左右差への影響を感じている。
痛みなく眠れることの重要性を身をもって知ったシーズンだった。
最近は「睡眠」の重要性が再認識され、睡眠の質を高めるために様々な最新デバイス、医学理論などがプロチームに導入されている中で、満足な睡眠を得られなかった彼は、昔に比べて平均レベルが上昇した現代のプロトンの中で余計に苦しい状況にあったことだろう。
身体の問題を抱えながらも、アブラハムセンはE3サクソ・クラシックで5位、ヘント〜ウェヴェルヘムでトップ10入り。チーム内でもUCIポイント獲得数の上位5人に入った。
それでも本人にとっては過去数年ほど満足できるシーズンではなかったようだ。ロンド・ファン・フラーンデレンではパンクに見舞われ、パリ〜ルーベでも望む結果を残せなかったからだ。
そして実績を積んだことでレース中の立場も変化した。2025年のツール・ド・フランスでUno-X初のステージ優勝を挙げた今、集団からの警戒は以前より強い。かつてのように逃げへ入り込むことが難しくなり、自ら勝負を動かす力も求められるようになった。
そうした経験もあり本人は2026年シーズンをキャリアで最も多くを学んだ年かもしれないと振り返る。
アブラハムセンは2024年の活躍後にUno-Xよりも大きなチームから関心を寄せられたことも明かした。ただ、当時は契約が2年残っており、移籍は簡単ではなかったという。
今回Uno-Xとの契約延長を選んだ動機として、本人はできればキャリアの最後までUno-Xで走りたいと気持ちがあることを明かす。
その背景にはチームとの良好な関係がある。単なる仕事仲間ではなく、チームメートであり友人として支え合う雰囲気が限られた予算でも好成績を残せる理由の一つだと語る。
来季に向けてはこれまでの成長を支えてきたコーチとのトレーニング計画を変更する。従来の指導を高く評価しつつも、さらに前進するためには新しい取り組みが必要だと判断。
具体的には、トレーニング量を少し減らし、より爆発的な力を意識した練習に取り組む方針。主な目標にはクラシック優勝だ。
また先日発表された2027年ツール・ド・フランスのコースにも好感触を持っているもよう。
短い上りが続く序盤のステージは2025年に自身が勝利したコースに似ているからだ。また、トゥールーズで行われる2度目の個人タイムトライアルには、そのステージ優勝時にも通過したコート・ド・ペッシュ・ダヴィッドが含まれるため好印象。
ようやくヘルニアの痛みから解放されたアブラハムセンは、トレーニングの内容を変えながら再び成長しようと意欲旺盛。来年のツールと春のクラシックで勝利なるか?