産業構造の変化とユーロバイクの変化

今年40周年を迎えることになる、世界最大にして(企業にとって)最も重要な自転車見本市ユーロバイク(Eurobike:EB)。そんな記念すべき今年から、市場の変化に合わせて同イベントも変化を取り入れるもよう。その背景にある市場の変化とは?



情報源:Eurobike enters fourth decade with new modular concept

自転車産業の構造変化



なぜ40周年の節目となる今年にユーロバイクは新しい方針へ歩もうとしているのか、次のように主催者側の偉い人が述べる。

“seriously and permanently transforming bike industry structures”



訳「重大かつ永続的なバイク産業構造の変化が世界的に起こっている」

①社会的背景



では、ここで言うバイク産業における構造の変化とはどういうことか?その変化には、大きく3つの社会的事実・背景が存在する。

第1に、電動自転車の普及。第2に、交通手段・移動手段として自転車の重要度が増大していること、第3にグローバルなデジタル(ネット社会)である。


②産業構造の変化



これらの社会的背景があり、それに応じて市場や産業構造が変化している。産業構造の変化を2つの言葉で表すと、それは「多様化」と「デジタル化」である。それに合わせてユーロバイクも今年からそれらの要素を考慮したイベントへ変わることになる。

すなわち、電動自転車やIT技術を応用した製品が増大していることにより自転車産業に参入するプレイヤーが増加かつ多様化しているので、それあわせて、各社の展示方法を多様化させる。主催者側がこれまでよりも「多くの種類の」展示スペース・宣伝スペースを用意する。

この点は上述した社会のデジタル化とあわせて、たとえばネット上の商談WEBサービス(アプリ?)を充実させて、ネット上での企業間(出展者)同士の交流やアピール方法を充実させたり(Eurobike Connectサービス)、一定の来場者(企業のターゲット層)だけが参加できる展示ブース(イベント?)を開催したりなど。

また都市部での利用が拡大しつつあるカーゴバイクの分野については、それ専用の展示エリアが新設されるもよう。さらには最近流行りのグラベルロードやそれに関連するバイクパッキング(バッグ類やアクセサリ)といった分野も参入企業が増え、市場が拡大しているため、新しい展示・宣伝方法の計画があるもよう。

主催者側の狙いは、各社の事情(ターゲット層やマーケティング方針)にあわせた展示方法・宣伝方法を提供したいとのこと。目指すは製品展示・展示ブースのオーダーメイドというべきか。

なお今年のユーロバイクは9月2日~5日までの4日間の開催となる。

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