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なぜトレックは6台もエモンダが盗まれたのにレースが出来たのか?

Trek-Segafredoはレース直前のバイク盗難にどう対処したか?

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今年も地獄のレースとなった先日のストラーデ・ビアンケ(Strade Bianche)であるが、そのレース前夜にトレック・セガフレード(Trek-Segafredo)の女性チームのトラックから、レース用エモンダが6台盗まれた

→過去記事:【盗難】レース前夜Trek-SegafredoがÉmondaを6台盗まれる

それにもかかわらず、トレックは普通にいつものエモンダに乗ってレースをしていた。一体どうやってトレックはいつも通りにレースに臨めたのか?その秘密とは?

情報源:How Trek-Segafredo coped with having its bikes stolen at Strade Bianche

重なったいくつかの幸運

女チームの監督たちが盗難に気づいたものの、レースまでに残された時間は朝の7:30~10:00までの2時間半。その間に解決しなければならなかった。そして盗まれたのは、選手5人用のエモンダと、監督のエモンダの6台。

ただ、今回の事件ではいくつかの幸運が重なった。それにより女性チームもレースが可能になったのである。


①男子選手のバイクを借用





1つは、ストラーデ・ビアンケは男女ともに同じ日のレースだったこと。つまり男チームがすぐ近くにいた。そこでまず女チームの監督は、男チームに話をして、コーエン・デ・コルト(Koen de Kort)のエモンダを女子選手Ellen van Dijkのために借り、サイズやコンポなどを調整して使用した。

またEllenのスペアバイクはマドン(Madone)だったため、盗難を免れた。これでEllenのバイク問題は解決。

②盗難を免れた選手もいた

2つ目の幸運は、Elisa Longo Borghiniのバイクは盗まれなかったこと。これで、彼女のついてもバイク問題は解決。

③自宅トレーニング用バイクを持っていた選手がいた

3つ目の幸運は、自宅でトレーニングするためのバイクを持ってきていた選手がいたこと。Tayler WilesとRuth Winderがそうである。

もちろんそれらのバイクはレース用のバイクと同じセッティング。よってこの2名についても解決。

④チームキャンプを終えたばかりだった

残ったのはLucinda BrandとLizzie Deignanのバイクをどうするかだった。

しかし、チームは直前にチームキャンプを終えたばかりで、その時の機材をチームトラックなどに積んでいた。そこに他の選手がキャンプで使っていたバイクがあった。それを利用し、この2名のバイク問題もクリア。

以上のような幸運が重なり、無事にレースバイクの調達に成功していたというわけである。運がいいのか悪いのか。

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piginwired
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