フィリッポ・ガンナの目標はパリ~ルーベ、フランドル、ミラノ~サンレモ、そして五輪
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トラック競技のヨーロッパ選手権を前にしてコロナ陽性となってしまったイネオスのフィリッポ・ガンナ(Filippo Ganna)。ただ特に気になる症状があるわけではなく元気である。
そんな彼がスポーツ専門チャンネルのSky Sportsにて、来年度の目標を語った。
情報源:Filippo Ganna to return to spring classics ahead of 2021 Olympic bid
“I have the Olympics in my sights, but why not think about some classics too? I’d love to win Sanremo, but also Flanders or Roubaix,”
訳「まず東京五輪やね。でも当然クラシックレースも考えてるで。ミラノ~サンレモも、フランドルもパリ~ルーベも獲りたいね」
まず東京五輪だが、個人タイムトライアルで世界王者であるためになんといっても同種目での金メダルが目標である。しかし、それだけでなく、トラック競技でのメダルも狙いたいと述べる。
次にもしミラノ~サンレモをねらうならば、チーム内でKWSK(Michał Kwiatkowski)とエースの座を争うことになるが、そこはどうなるのであろう。イネオスのグランツールのようにダブルエースで、その日に強い人間がエースとして決定されるのであろうか。
またフランドルやルーベでは、ルーク・ロウがアシストで、ガンナがエースとなるのであろうか。ただ、それらクラシックではガンナは圧倒的に経験値が足りない。そう考えるとガンナがその2つのモニュメントを獲るにはまだ時間が足りず、来年すぐとは言えないかもしれない。
しかしイネオスでは今年クラシックハンターとして経験豊富なイアン・スタナード(Ian Stannard)が関節リュウマチにより引退を表明した。
そうなるとただでさえクラシックに弱い(やる気がない?モビ☆スタよりはある?)イネオスのチーム力が弱体化。それを考えると来年いきなりフランドルとルーベでガンナがエースというのも十分あり得るか。経験は少なくとも、実力は文句ないであろう。