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今年のイル・ロンバルディアの下り区間で橋下へ落下し、大怪我を負ったレムコ・イヴェネプール(Remco Evenepoel)だが、そこから驚異的なスピードでの回復を見せ、もうずいぶん前から普通に外でバイクトレーニングを開始している。
そんなレムコは来シーズンのスタートからレースに復帰することが決まっている。ただ、本来ならばオーストラリアのツアー・ダウン・アンダーなどでカムバック予定だったが、コロナ禍でそれは中止になったため、現時点では具体的にどのレースで復帰かはまだ決まっていない。
だが、はやくも来年のグランツールのどれかにデビューしたくてたまらないとの心境を語る。
情報源:Remco Evenepoel ‘impatient’ to make Grand Tour debut in 2021
レムコがベルギーのメディアに語ったところでは、今の肉体的には病院生活で体重が59~60kgになり、骨と皮だけになってる(特に上半身)から、まだまだこれから戦えるための筋肉をつけなければならないこと、そしてまだ少し右足に違和感というかちょっとひっかかりを感じることがあるもよう。だがそれも長い時間をかければそのうち消えるだろうと述べている。
上述のように、オーストラリアでの復帰戦が消えてしまったので、いつどのレースで復帰するかはまだ未定。ただ、それまで時間はたっぷりあるから、鈍った体をしっかりと鍛え上げられると楽観的である。
本人のコメントからは、「焦り」のようなものは窺えない。焦りではなく、レース復帰への渇望である。特に来年のグランツールのうちどれかで、グランツールデビューを果たしたくてしかたないと言う。本人にとってはどのグランツールかは特に重要ではなく、どのレースでも良いとのこと。
東京五輪についても計画には入っているが、それよりもまずはグランツールデビューのほうが優先順位が高いもよう。
今年は様々なレースで自分とおなじ20代前半の選手の大活躍。特にレムコのチームメイトのジョアン・アルメイダ(João Almeida)が今年のジロでグランツールデビューを果たし、さらにまさかのマリア・ローザ着用と15日間に渡る総合首位という大成功はレムコに大きな刺激を与えたかもしれない。