ロードバイクのサドル

ロードバイクのサドルの高さの決め方とその基準。係数ではなく安全性という観点からポジションを決める方法

ロードバイクを乗るうえで最も多くの人が悩むのがポジション。ステムの長さ、ハンドルの幅、サドルの位置(前後、高さ)、フレームサイズ、トップチューブの長さ、クリートの位置などなど、考えるべき要素や調整すべき箇所は非常に多く。しかも人それぞれ骨格、骨盤、筋肉の柔軟性などが違うため、「完全なカオス」。

今回はその中で特にサドルの高さの決め方について、ロードバイク初心者に向けて「1つの基準」を提案したいと思う。

サドルの高さの係数

一般論としてよく言われるのは、サドルの高さは股下にある係数を掛け算して求めるのが第一歩ということ。まずはそこからスタートしてみようと言われる。

その計算公式は、「脚の長さ x 係数」だ。

しかしネットを徘徊してまわると、その肝心の係数が人それぞれである。およそ0.860~0.890あたりが多いようだが、それでもその範囲内で計算すると数センチもの差が生じてしまうこともある。足が長ければ長いほど結局、そのズレが大きくなる。

係数を変えながら計算し直して、少しずつ調整し直していくのもありだがめんどくさい・・・

そんな初心者は次に提案する基準を参考にしてみてはどうだろう。ロードバイクでの安全性という基準だ。

1つの基準:コーナーリングのときのポジション

今回提案したいのは、ロードバイクでコーナーを曲がるときのポジションを、サドルの高さの1つの基準とすることだ。もちろん絶対的な基準ではないし、唯一の正解でもない。ただ、安全に乗るという観点からの基準として考えてもらいたい。

それではまず次のプロの画像を見てもらいたい。

これらは全てプロのコーナーリングのときの画像だ。注目して欲しいのは、曲がる方向とは逆の脚がどうなっているかだ。イン側ではなくアウト側の脚がみんなピンと伸びているのがわかると思う。

このとき単に脚が伸びているだけではなく、アウト側の脚でペダルをしっかりと踏んづけていることがポイントだ。より速く、より安全にコーナーを曲がるためにはアウト側の脚でペダルをできるだけ踏みつけること、これがコーナーリングの重要な技術。

単に脚を伸ばすだけでなく、ペダルを踏みつける。これをやるかやらないかでコーナーでの安定感が全く違う。実際にやってみて欲しい。かなり安定してクルっと回れることに気づくだろう。

言うまでもなくコーナーでの安定感は、走行時の安全性に直接影響する超重要事項だ。安全に曲がることができれば、無事に帰宅できる。もちろんレースに出る人ならばコーナーの処理の仕方でゼロコンマ何秒の差をつけることができるだろう。

すなわち、サドルの高さの決め方について今回提案する1つの基準とは、コーナーリングのときにペダルをしっかりと踏みつけられるようなサドルの高さにしようということだ。

シューズを履いてロードバイクにまたがり、半身を壁にあずけてコーナーを曲がっているような感じになるよう体を傾けてみよう。しっかりとペダルを踏めつければ、体の芯に力が込められ、安定感が増しているのが実感できるのではないだろうか。

同時にサドルからお尻がズレないよう注意しよう。お尻や骨盤がサドルからズレない範囲で脚を伸ばしてしっかりとペダルに体重とパワーをかけられるかどうかだ。サドルが高すぎると腰がズレたり、ペダルを踏みにくかったり、股間に圧迫・痛みを感じたりもするだろう。

以上、今回はサドルの高さの決め方についてロードバイクでの安全性という観点から1つの基準を提案してみた。まずは安全にコーナーを曲がれるよう、ペダルをアウト側の脚でしっかりと踏みつけられるようなサドル高にしてみてはいかが?

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