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総合首位が変動?2021ブエルタ第3ステージの結果と感想

2021ブエルタ第3ステージの結果について

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今日のコース

今夜の第3ステージがどんなコースだったかは、記事「最大斜度18%!今日のブエルタ第3ステージのコース紹介。ベルナルが動くか?」に書いてあるのでチェックしておいてほしい。

3級山岳のボーナスタイムを取るのは?

序盤から逃げに乗ったのは10人ほどだったが、残り20kmあたりのボーナスタイムが設定されている三級山岳を前にして逃げは8名に。そのメンバーは、

  • リリアン・カルメジャーヌ(AG2R)
  • トビアス・バイヤー(Alpecin)
  • イェツセ・ボル(Brugos)
  • フレン・アメスケタ(Caja Rural)
  • アントニオ・ソト(Euskaltel)
  • レイン・タラマエ(Intermarché)
  • ケニー・エリッソンド(Trek)
  • ジョセフロイド・ドンブロウスキー(UAE)

この8名とのメイン集団とのタイム差はこの時点で7分ほど(通称ブエルタクオリティのため少し怪しいが)。

さすがにこれだけのタイム差だと三級山岳に設定されている山岳ポイントとボーナスタイムはこの8名が独占するため、メイン集団のエースらは動かないまま。

結局その山岳の頂上をトップ通過したのはAlpecin-Fenixのバイヤーだった。

最大斜度18%!1級山岳!

ロードレースの2021ブエルタ・エスパーニャ

ついに今日の山頂ゴールとなる1級山岳ブランコに突入。逃げ集団からはAG2Rのカルメジャーヌが先にしかける。

だが7.6kmの距離で平均斜度9.3%、最大斜度18%という難所のせいか決定的な動きにはならず。逃げ集団も少しずつ人数を減らしていくが、なかなかステージ優勝を決定づけるようなアタックが生まれない。

ロードレースの2021ブエルタ・エスパーニャ

そんな中、これまで逃げ集団の中でなりを潜めていたタラマエが残り3kmで本気アタック!これまでいっしょだったドンブロウスキーとエリッソンドがついにここで陥落!タラちゃん独走開始!

一方、2分半ほど後方のメイン集団でも少しずつ遅れだす選手が増えていく。その中にはJumbo-Vismaのセプ・クスや、Cofidisのギョーム・マルタンなど本来ここで遅れるべきじゃない選手も。

さらに残り2kmを切ったところで東京五輪金メダリストが!

ロードレースの2021ブエルタ・エスパーニャ

ゴールドを纏うリチャル・カラパスが遅れてしまう。残り600mの時点で集団とは20秒差。ゴールまでにさらにそのタイム差は広がっていき、結局ゴール時には1分10秒ほどのタイムを失うことに。これでひとまずカラパスはイネオスのエースではなくなったと考えていいだろう。

イネオスのダブルエース、エガン・ベルナルとアダム・イエーツはプリモシュ・ログリッチらとしっかりと走り続けた。特にイエーツは昨日落車でタイムを失っているので今日はしっかりと先頭付近でゴールしたいところ。

そして意外にも(?)モビ☆スタの3人、アレハンドロ・バルベルデ、エンリク・マス、ミゲル・アンヘル・ロペスの3人が残っていた。あれ?珍しくトリプルエース(作戦名:トライデント)がうまくいっている??明日は雪だな()。

さて独走のタラマエの背中には、審判カーがついたまま。つまり後続とはだいぶ離れていることを示す。そして・・・

やったぜ!タラマエ、オトコマエ!

これでチームのIntermarché-Wanty-Gobert Matériauxは、国別選手権を除けば今シーズン3勝目か?ワールドツアーのチームランキングで最下位争いをしているところだが、はたしてどうなるだろう。

タラマエ自身のブエルタ・エスパーニャでのステージ優勝は2011年以来の10年ぶり。しかも今日の頑張りの結果・・・

タラマエの総合首位キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

人生初のマイヨ・ロホ獲得!!

これはチームの雰囲気も最高になること間違いなし!しかも明日は平坦ステージ(ただし標高1000m超え地帯だが)なので、順当にいけば明日もマイヨ・ロホをキープできる可能性は十分ある。

第3ステージのトップ10

順位選手名チーム名タイム差ボーナスタイム
1 REIN TAARAMÄEINTERMARCHE – WANTY – GOBERT MATERIAUXB : 10”
2 JOSEPH LLOYD DOMBROWSKIUAE TEAM EMIRATES+ 00H 00′ 21”B : 6”
3 KENNY ELISSONDETREK – SEGAFREDO+ 00H 00′ 36”B : 4”
4 LILIAN CALMEJANEAG2R CITROEN TEAM+ 00H 01′ 16”B : 1”
5 ENRIC MASMOVISTAR TEAM+ 00H 01′ 45”
6 MIGUEL ANGEL LOPEZMOVISTAR TEAM+ 00H 01′ 48”
7 PRIMOŽ ROGLIČJUMBO – VISMA+ 00H 01′ 48”
8 ADAM YATESINEOS GRENADIERS+ 00H 01′ 48”
9 MIKEL LANDABAHRAIN VICTORIOUS+ 00H 01′ 48”
10 GIULIO CICCONETREK – SEGAFREDO+ 00H 01′ 48”

第3ステージ後の総合成績一覧と各賞ジャージは次の記事にまとめてあるので、そちらでどうぞ。

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2 Comments

  1. アンテルマルシェはシーズン序盤は各所でいろいろなめられてましたが、蓋を開けてみればグランツール2勝ですから、大したものですよね。

    アシストしてるんだかしてないんだかよく分からない動きでおなじみのバルベルデさんが、今日はめちゃくちゃしっかりアシストしてましたね。
    モビ☆スタが固まってペース上げまくってましたが、カラパスが遅れてたので、もしやこれで気合い入ってるのか?と邪推したりしてみたり。
    あとはこれが最後まで保てばいいですけど…

    • バルベルデは最後自分であのままゴールまで行くのかと、正直ちょっと期待(不安)していたけれどもちゃんとアシストだったブヒね。ちょっと寂しいような安心したような。
      この日のモビ☆スタは珍しく(?)ちゃんと最後まで固まって動いていたので、今回のブエルタはチームプレイが期待できそう??

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