ニコロス・ロッシュが引退
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アイルランドのベテラン選手でチームDSMに所属するニコラス・ロッシュ(Nicolas Roche)が引退を発表した。チームのツイッターを見て欲しい。
17 years in the peloton🚴🏻♂️
— Team DSM (@TeamDSM) October 4, 2021
Over 1270 race days🗓
24 Grand Tours ⛰
12 wins🏆
Final 3 years with us👊🏻
Thanks for everything @nicholasroche and congratulations on an incredibly distinguished career. From everyone at Team DSM – good luck with what’s next! #KeepChallenging pic.twitter.com/0YOTJ1U5sH
父親はアイルランドの元プロ選手ステファン・ロッシュ。母親はフランス人だ。父のステファン・ロッシュは、ツール・ド・フランス総合優勝、ジロ・デ・イタリア総合優勝、そして世界選手権でも優勝したことのある同国の英雄でレジェンド。
その息子ニコラス・ロッシュも17年間の現役生活にピリオドを打つことになった。最後のレースは先日の土日に行われたアイルランド国内選手権。その大会では個人タイムトライアルで2位、そしてロードレースでは6位だった
今年はジロ・デ・イタリアでステージ3位、ツアー・オブ・ブリテンで総合13位とまだまだ走れるレベルを示していたが、本人のコメントでは「選手として衰えてもがきながらプロトンで走り続けるよりも、まだ満足に走れるレベルのままで引退したかった」とのこと。そしてこの引退の決断は「最もつらい判断だが、同時に最も容易な判断だった」とも述べ、複雑な判断だったことをうかがわせる。
本人の引退後だがまだ詳細は不明。だが、ユーロスポーツで最近は解説者の仕事をしていたり、自身の代理人をはじめとして多くのビジネスマンと関係があるようで、ひょっとしたら自転車ビジネス、あるいはスポーツビジネスの業界に身を投じるかもしれない。
今年は同じくアイルランド人選手のダンマーことダン・マーティン(Dan Martin)も引退するので、アイルランドとしては寂しい感じ。(→関連記事:ダン・マーティンが引退へ。今年最後に14年間のプロ生活に終止符)