UCIがSpecializedのヘッドソックを禁止へ。ヴィズマの新TTヘルメットを疑問視し調査へ
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一昨日の2024ティレーノ~アドリアティコ第1ステージでお披露目となった、Giroとヴィズマが共同開発した新型TTヘルメット。
その異様な見た目に誰もが「(;´∀`)・・・うわぁ・・・」となったことだろう。プロトンの選手からも困惑の声が聞かれる。たとえばトーマス・デ・ヘントの感想を昨日紹介した。その記事がこちら。
デ・ヘント「あれ被るぐらいなら今年で引退は正解だな」。ヴィズマの新型TTヘルメットGiro AEROHEAD IIについて
UCIがGiro x ヴィズマの新型TTヘルメットAEROHEAD Ⅱを調査へ
🐷はこのヘルメットAEROHEAD ⅡについてX投稿で、
ダースベイダースタイルか。ジェダイ(UCI)上層部から危険視されそう。 https://t.co/onXGOqUAwB
— バイクニュースマグ@ワイアードの豚 (@BikeNewsMag) March 4, 2024
と書いたが、その後すぐ案の定UCIがケチをつける動きを示した。
ほら、やっぱりジェダイ上層部が危険視したやん。ヴィズマの新型TTヘルメットについて調査へ https://t.co/l2XY2vhX06
— バイクニュースマグ@ワイアードの豚 (@BikeNewsMag) March 5, 2024
ただUCIとしては現段階では調べてみるというだけで、即座に禁止という方向ではない。よってUCIが判断を下すまではしばらくレースでも使われるだろう。だがチーム間の公平・公正さを確保するため、UCIとしては早期の判断が求められることだろう。
そもそもヘルメットについてのUCIルールはバイクのフレームやウェアなどよりも規制が緩めというのもあるだろうが、いちおうこのヘルメットは現行のUCIルールに適合している。そのルール内でGiroとヴィズマがやれるだけのことやったということだろうが、UCIとしては「ルール内ならばやりたい放題がいきすぎる」と感じたのかもしれない。あるいは、ネット世論()の反応が大きく、それを見てUCIも調査の必要性を感じたのかもしれない。
なお今回のUCIの調査は、このGiroのAEROHEAD Ⅱだけでなく、同じくこのティレーノ~アドリアティコでバーレーン・ヴィクトリアスがお披露目したRudy Project Windgream HL 85と、数チームが使っているPocのTemporについてもその対象となっている。
SpecializedのTTヘルメット用ヘッドソックは禁止へ
UCIは今回のアナウンスの中で、スーダル・クイックステップ(SoudalーQuickStep)が使い始めて一躍注目の的となった謎の新兵器、TTヘルメットにあわせて顔を覆う生地(Head Sock:ヘッドソック)は4月2日から禁止すると明言。
これはUCIルールのarticle 1.3.033における「レースに不可欠というわけではない不要なアイテムの禁止」に抵触するためだ。
giroの新しいヘルメットを禁止にしろや!!!!
Giro「UCIかかってこんかい!」