レビュー
Rapha


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2027年ツール・ド・フランスはスコットランドからスタートか
少し気が早いが2027年ツール・ド・フランスについてはこれまでイギリスがその開催地として立候補していて、実際に過日にはイギリススタートでほぼ確定というニュースを紹介した。それが次の記事だ。
ここでいうイギリスとは特定の国家名としてのイギリスではなく、連合としてのイギリスであって、イングランド、スコットランド、ウェールズを含む意味である。そのため2027年のツールは、それらの国々が1つずつステージ担当するのではないかと言われてきた。
そんな中、どうやら2027ツールの栄えある初日はスコットランドに決定したようだ。
情報源:Scotland reportedly wins race to host Grand Depart of 2027 Tour de France!
Info @Gazzetta_it – Scotland will host grand depart of @LeTour in 2027, sources confirmed us. Deal done, only official communication missing @cycling_podcast
— Ciro Scognamiglio (@cirogazzetta) March 17, 2025
このツイートによるとまだ発表はされていないが、内部的にはほぼスコットランドスタートで確定しており、あとは公式(大会側・同国政府側)の発表を待つだけというレベルらしい。
スコットランドといえば2023年の世界選手権ロードレースが行われた土地として覚えている人が多いだろう。同国のグラスゴーで開催されたものだ。
そのときの世界選手権は4年に一度の「欲張りセット」だった。ロードレース系だけでなくMTBなどの世界選手権もまとめて同じ期間中に行われ、いわば自転車版オリンピックのような特別な大会だった。その2023世界選手権ロードレースの感想と結果の記事がこちら。
→とんでもないレース!まるでクラシックのクリテリウム!?2023世界選手権ロードレースの感想・結果・ハイライト動画
上述のようにまだ公式発表がなくコースもどうなるかは当然わからないが、おそらく首都のエディンバラは使われるだろうし、また2023世界選が行われたグラスゴーもコースに入る可能性もある。その場合は同大会で選手を苦しめ、あの地獄サバイバルレースと化した市街地の周回コースが再び登場するかもしれない。もしそうなれば胸熱。頼むぞスコットランド。
最近イギリスのロードレースシーンはトム・ピドコッックを輩出したトリニティ・レーシングが消滅するなどプロチームが消滅したり、INEOS Grenadiersの衰退(UCIランキングは高いが)もあり、テイオ・ゲイガン・ハートが英国の衰退について懸念を表明していたりした。
2027年ツール・ド・フランスのイギリス開催は同国のそんな退潮を押し戻すきっかけになることを願いたい。
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